酸欠少女さユりがパフォーマンス、オンラインライブの革命みせた「BLACKBOX³」

音楽 公開日:2021/10/21 8
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音楽業界で急速に拡大するオンラインでのライブ需要。一方で、アーティスト側には配信に係るコストや演出のマンネリ化などの多くの課題が。

これらの問題を解決すべく設けられた、大型 4 面 LED パネル設置で多彩な演出が可能となる配信特化型ライブスペース、「BLACKBOX³」。


このNTTドコモとTHECOOのライブ配信事業共同企画・運営の拠点でもある「BLACKBOX³」で、圧倒的な歌唱力と独創的な世界観で注目されるアーティスト、酸欠少女さユりのステージ『LIVE DIVE 酸欠少女さユり』が開催。その唯一無二な演出でオンラインライブの可能性を大きく広げた。


幾何学模様を基調とした空間に浮かぶ、酸欠少女さユり。

大型 4 面 LED パネルに映し出される美しくも奥行きの感じられる映像は、どこまでも無限に広がる印象を受けるほど。


1曲目に選ばれたのは『それは小さな光のような』。

さユりの圧倒的な歌声で空気が変わる。ステージには小さな光が流れ、星座のように点と線を結ぶという演出で魅せると、2曲目は『ミカヅキ』。

巨大な満月が機械仕掛けでミカヅキへと変化する様は、空気感すら感じさせるほどの映像美となった。


3曲目は『航海の唄』。現地と見紛うほどの渋谷の街並み映像から楽曲はスタートし、目まぐるしい街の往来や流れるヘッドライトにテールライト。「さぁ 心音が震える方角へ 臆せず歩き出せ」力強く歌うさユりの様子は路上ライブを思わせた。


3曲を連続で披露したさユりは短いMCパートで「配信ならではのライブをお届けできたら」と語り、4曲目の『フラレガイガール』へと移る。

光の樹木が成長し朽ち果て、流星へと変化し散らばると、再び集まる…。「失恋」という複雑な乙女心を綴る歌詞と見事にシンクロする演出で驚きをもたらすと、5曲目には『平行線』。

ステージ狭しと歌詞が縦横無尽に表示される手法、そして6曲目の『かみさま』では、歌詞だけでなく手書きアニメまでが紡がれ、その様はまるでMVがリアルタイムで再現されているような感覚すら覚えるものとなった。


7曲目は壮大なバラードの新曲『世界の秘密』。

TVアニメ「EDENS ZERO」のエンディングテーマということもあり、「EDENS ZERO」のシーンが大画面で展開される美しいアニメ世界との融合を果たした。


続く8曲目『レイメイ』では、心揺さぶるさユりのメッセージと画面に流れる歌詞がコラボし、この日最後のMCパートへ。

ライブへの感謝の言葉で切り出したさユりは、「普段は足元にも、左にも右にも映像があって、自分が演奏しながら映像を見ることはないので、今日はワクワクしながらライブができました。皆さんはどうだったでしょうか。私も、いち視聴者として映像を見たいです。またどこかでお会いしましょう」と締めくくり、ラストの9曲目『十億年』を披露。


満天の星が輝く宇宙空間に浮かぶ地球。

地球へと近づくと、水の惑星を思わせ、歌詞ともリンクする“海の底”のイメージ、そして生命の誕生を感じさせる光の演出は、タイトル通りの「十億年」を表現している。


そして、ラストはさユりがトリックのように消えるという演出で最後の一瞬まで見るものに驚きをもたらす『LIVE DIVE 酸欠少女さユり』となった。


巧みなカメラワークと映像美、これに加わる酸欠少女さユりの圧倒的な歌声と世界観。

「この時代でこの場所で 何ができるだろう」 (「十億年」の歌詞より)

その答えは、これまでにない没入感を生み出した今回のステージで見事に示された。



<「BLACKBOX³」運営者コメント>

演出プランについては、単なる映像装置、配信ライブにならないように工夫をしました。

スタジオの既存カメラと持ち込みのカメラを組み合わせることで、映像の迫力とライブの臨場感の両立させ、まるでMVを見ているかのような仕上がりになるようカメラのルックや構図もこだわり、照明もあえて人物に当てすぎず背景の映像が映えるように見せました。

映像もアーティストの世界観を尊重しつつも、四方囲まれているというスタジオの特性とアーティストが1人という利点を生かし、本人から映像が広がるような魅せ方や、映像によってステージがトランスフォームするような映像表現などにも拘りを込めました。

また、映像だけではなくフィジカルの部分でも変化を与えたいと思い、座りや電球照明を加えてのパフォーマンスなども、配信でスタジオだからこそできる試みにもトライしました。



※本記事は掲載時点の情報です。

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