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“脱皮したI Don't Like Mondays.を”自粛期間で生まれた彼らの「裏切り」

――みなさんは「I Don't Like Mondays.」として集まられた経緯も面白く、音楽に対するバックボーンも個性豊かです。そのため制作方法として落ち着いたのが「方向性をMTGで決めてから挑む」というものだそうですが、今回も方向性MTGからの制作だったのでしょうか。

YU:そうですね。『MR.CLEVER』は今までの僕らのやり方で制作しています。具体的には、「僕らっぽいものを突き詰める」というものと、「僕らの人間性やキャラクター性をサウンドに落とし込むにはどうしたらいいんだろう」という点にかなり悩み、話し合いました。あとは軸として「ダンサブルなサウンド」、これは絶対入れようと。かといって、僕らも既に30代でバカ騒ぎする年代じゃないなと(笑)。単純な「盛り上がる」ではなく、「何度も聞きたくなる」という大人も楽しめる方向性を意識しました。


――お言葉にあった「今までの僕らのやり方」と、新たな試みが共存しているようにも感じますが。

YU:そうですね。今までの僕らのサウンドでの「サビづくり」と言えば、「キャッチーさ」や「突き抜け感」を意識していたんですが、今回に関しては「それをやりすぎない」という風に気を付けています。それでもキャッチーさを残しつつ、僕らの持ち味を残しつつ、「新たな挑戦を盛り込んでいく」というサビづくりでした。


――サウンド面の新たな挑戦もさることながら、今作では歌詞での新たな挑戦も感じ取れます。どのような思いがあったのでしょうか。

YU:世の中が自粛期間になって僕自身も、メンバーも、おそらくみなさんもそうだと思うんですが、自分と向き合う時間が増えたんじゃないかなと思います。今までだったら外に出て人に会って色んな事ができましたが、一旦それらがストップすることになってしまったので。僕はボーカルであり、歌詞を主に担当させて頂いていますが、意識が大きく変わったのが「言葉」なんです。歌詞を作るうえでも、これまでであれば、英詞にしてサウンドや響きを重視していたところを、サウンドには違和感があるけど、「メッセージが届くようなワード」を敢えて使ったり、どちらかというとMeaning、意味合いを重視した曲作りにシフトしたという大きな変化がありました。


――YUさんだけでなく、I Don't Like Mondays.自体の方向性もコロナ禍で少し変化した印象でしょうか。

YU:I Don't Like Mondays.はこれまで、「純粋に楽しむだけの音楽」をメインで作ってきた経緯もあるんですが、今立ち止まって、自分自身と向き合って、自分と対話する時間の中で、「寄り添える音楽ってなんだろう」と考えるようになりました。「言葉やメッセージがより心に届きやすい状況になっているのかな」という世の中の空気感も踏まえ、僕らとしても「脱皮したI Don't Like Mondays.を見てみたい」という思いが生まれました。

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