アーティストとしてのパフォーマンスを見せたあとは、俳優としての側面を発揮するターンへ。ステージに7人が散らばって、同じマンションに住む7人の一日を描いた朗読劇を演じてみせる。飛行機のチケットを探す赤澤、大事な荷物の到着を待つ前川、オーディションの合否発表を心待ちにする佐藤、スピーカーが故障して困り果てる坂垣、無音の空間におびえる堀田、ピザを待ちつつラップ詞を作る桜庭、料理を作りながら来訪者を待つ健人と、7人7様の生活を送る彼らが最後にたどり着いたのは、ありふれた日常の何気ない幸せ。そして“この上ない 喜び”“君と二人”等、それぞれのセリフに散りばめられた単語の数々が、背後のスクリーンでつながって、完成させたのは1stアルバムのタイトル曲「Celebration」のサビ詞だ。ここでウッドベースとギターの音色が響き、“最高の前フリ”“待ってた!”との声を受けてライブ初披露されたのは、もちろん「Celebration」。7人でタオルを振って“君と過ごす瞬間”を祝福するボサ風のサマーチューンは、同じテーマを持った朗読劇を挟んだことにより、その温かなメッセージの濃度をより強めて、画面を通してライブの時間を共有している“今”の喜びをいっそう深いものにしてくれた。
さらに画面の向こうとの距離を縮めるべく、ここで視聴しているPARFANのコメントを拾って、リアルタイムでレスポンス。ダンスBridgeの話になって「ネタがたくさんあった」とバラされた堀田は、“インスタを投稿するたびにフォロワー数が減ります”“実家の猫が懐きません”といったネタも公開して、メンバーとPARFANを爆笑させた。続いて、事前に募集していた“メンバーに言ってほしいセリフ”にも、それぞれチャレンジ。なかなか無茶ぶりなリクエストにも全員真摯に応えていたが、中でも“シンプルにあざとく「わんわん」って言ってください”というお題に、画面ドアップになりながら全力で応えて、場内を静まり返らせた前川には、さすがの役者魂を見た。
ライブに戻ると、ハイチェアと一輪のバラを小道具に、小粋なパフォーマンスで「With You」をドロップ。ラスサビでバラを放り投げる振り付けも健在で、大人びたムードで一気に空気を変えてみせる。続いて、こちらもライブ初公開となったアルバム曲「シンセイカツ」は、柔らかなトーンと優しい表情で“君は独りじゃない”と訴えるヒップホップ曲で、不安定な状況の今こそ心に沁みる曲。「この曲が、誰かの背中を押せますように」という赤澤の言葉には、コメント欄が“押せてるよ”“がんばろう”としっかり応えていった。そして流麗なピアノ音が流れ、2ndシングル「神さま お願い」へ。それぞれのソロ歌唱をフィーチャーした冬のラブソングは切ない感傷をかき立てながら、PARFANたちの思い出も引き出して、“いろいろ思い出して涙出そう”という感想も。それはメンバーの側も同じだったのか、歌い終えると赤澤は「お客さんが目の前にはいなくても、見てくれると思うとグッと力が入って楽しい!」と、感慨を露わにした。
MCでは同じ空間に集えなかったことへの悔しさは素直に明かしながらも、桜庭は「1stアルバムの発売を、ようやく祝えて嬉しかった」と伝え、佐藤は「このメンバーでやると、すごく落ち着く。その感じは配信でも伝わったと思う」と笑顔を見せた。また、坂垣は「日々、向上心を忘れずに楽しく笑顔でやっていきたい」、赤澤からは「またお会いできる日を信じて、その日のために自分を磨いていきたい」という今後への決意表明もしてくれた。さらに「俺たちができるのは応援してくれてる声を信じて、自分を信じてできることをやるだけ。いろんな道をこれからも選択していくけれど、この7人をよろしくお願いします」と前川が涙をこらえ、「この7人で駆け抜けられて心の底から良かった。いつもと違った感覚があって……今日は特別な日だから」と堀田が語ったように、この日は健人のラストステージ。その健人は「こういう形にはなりましたが、できてよかったです。やるからには皆さんに元気を届けようと頑張ったけれど、逆に元気をもらえたんじゃないかなって。明日からはPARFANの一員としてTFGを応援していきたいです。いろんな経験をさせていただいて、ホントに楽しかったです。ありがとうございました!」と、PARFANに向かって最後の挨拶をした。そして、涙を振り切るように「盛り上がっていくぞ!」と始まった本編ラスト曲は、アルバム新曲「My man, My people」。“共に泣いて笑って”と感極まりながら声を振り絞り、肩を組み合って変わることのない仲間の絆を謳い上げれば、コメント欄も涙でいっぱいに。“この最高の仲間で!”と歌い切り、7人並んで拳をあげる姿も、これが最初で最後になるなんて実に惜しい。
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