元ベビレ大矢梨華子、ソロ活動“第2章”へ 「さらに上を目指して」

音楽 公開日:2020/08/12 5
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元ベイビーレイズJAPANでシンガーソングライターの大矢梨華子が、8月5日に待望の1stミニアルバム『一恋一会(イチゴイチエ)』を発売した。


6年間のアイドル活動に惜しまれつつ幕を下ろした後、「まだ歌っていたい」とソロ活動をはじめて2年目。自ら楽曲の作詞作曲やアートディレクションも手掛け、アツく、真っ直ぐで、愛のある歌を歌い続けている。


8月27日〜30日には『一恋一会』オンラインリリースツアー「あらためまして大矢梨華子です!」の開催を予定している彼女に、今作とツアーにかける想い、これまでの軌跡、ファンへの感謝などたっぷりと聞いた。


―『一恋一会』の発売おめでとうございます。周囲の反響はいかがですか?

ファンの方から「アルバム聴いたよ」とか、「“これぞ大矢梨華子”というのがすごく伝わってきた」ってSNSでたくさんコメントをいただいてすごく嬉しかったです。発売日には実際にCDショップに行って展開していただいている場所を見たんですが、ちょっとウルっときました。そのまま自分で買って帰りました(笑)。


―直接見に行かれたんですね!

はい!試聴もして「すごい!聴ける!」とか思いながら、そのまま初回盤・通常盤両方買いました(笑)。お昼頃行ったんですけど、すでに数枚売れている様子を見て「はぁ良かった」と思いました!


―SNSも積極的に活用されているんですね。

曲が発売した時とかライブの時に告知やお礼を発信しています。ファンの方からのコメントは全部目を通して見ています!グッズについての質問とか「チケットまだ残ってますか」という問い合わせにも極力自分で返信するようにしていて、SNSの意見を実際に反映することもありますね。


―反映するというのは?

案内がわかりにくい部分とかは、私からマネージャーさんに相談したりします。今だとオンライン上でやる企画が多いんですが「当日券残ってないですか」という質問があったら、当日券を少し出すこともあります。


―それはいいですね。ダイレクトにやり取りができるんですね。

そうですね。やっぱりファンの方々にはすごく支えていただいているので、1人でも多くの方に楽しんでいただけるように心掛けています。


―楽曲にファンの方の意見が反映されるようなこともあるんでしょうか?

曲作りは全くで、自分が好きなものを作りますね。それをファンの方が汲み取ってくださって「この曲はこういう意味で作られてるのかな」っていうつぶやきがあったりして。「こういう気持ちで作ったのかな」とファンの方が考察してくださっているのを見ながらお酒を飲んだりしています(笑)。


―それはいいですね!

「この曲はこういう気持ちで...」とあまり詳しく話さずに歌ったり作ったりすることが多いので「そういう汲み取り方ができるのか」という感想を見るのが好きですね。

―今回のミニアルバムは、ロックバンド・THEラブ人間さんのフルプロデュースですが、どのような経緯だったんでしょうか。

2019年にTHEラブ人間さんの東名阪リリースツアーに呼んでいただいたことが元々の出会いです。その日初めてTHEラブ人間さんのライブを見させていただいたんですが、もう一瞬でファンになって。「かっこいい!このバンドさんを何で私は今まで知らなかったんだ!」と思うぐらい一瞬で好きになり、そこからTHEラブ人間さんが主催されている「下北沢にて」というサーキットイベントにも呼んでいただくなど、仲良くさせていただいているんです。

去年の年末に一週間で楽曲を作ろうという企画があったんですが、そこで「誰かと作るなら誰が良い?」となった時に、ぜひTHEラブ人間の金田康平さんにお願いしたいと思い、オファーしました。そしたらすぐに「全然いいよ」って言ってくださって『恋ってなんなんでしょね?』という楽曲を共同制作しました。

私は恋愛だけじゃなくて友達とかファンの方、家族、一緒にお仕事をしてくださっている方々のいろんな愛を受け取ったラブソングを作るというのをテーマに作詞作曲をしているんですが、そこでラブ人間さんのプロデュースの元で作ったらさらに良いものになるんじゃないかなと思ってお願いしたら、本当に良い1枚が完成しました。

「あの時相談して良かったな」と思いましたし、作っている最中も、、ここからの私に活かせるような勉強になる部分がとてもたくさんあって、本当にこの時期に一緒に作品作りができて良かったなと思っています。


―今作には他にも共同制作した楽曲がいくつかありますよね。

『僕はまだ大人になれない』は、いつもサポートでベースを弾いていただいている梅津拓也さんにお願いしました。『何億光年』もTHE 抱きしめるズの篠崎大河さんに。共作をお願いしているのは私が元々ファンであるアーティストさんたちで、THE 抱きしめるズさんの世界観も梅津さんの世界観も私はすごく好きなんです。皆さん本当に優しくて。作っている時間は常に勉強ですね。私一人じゃできなかったものがどんどん生まれていくので、すごく嬉しかったです。


―共作で逆に難しい部分はありますか?

お互い譲れない部分もありますね。専門的なことは詳しくないので、一緒に作ってくださっている方の意見を聞きながら作るんですが、歌詞は「こういうフレーズ入れたいんです」って私も押します。本気でぶつかってきてくださっているので熱くなる部分もあるんですが、出来た作品をライブで歌っている時とかに「あの時間もいい思い出だな」と思います。


―好きなアーティストだからといって遠慮しすぎないことが大切なんですね。今作のオンラインリリースツアーの開催も控えていらっしゃいますが、今回は会場にお客様を少数入れての開催だそうですね。

オンラインがメインのツアーなので、ファンクラブに入ってくださっている方限定で、僅かな人数をあくまで観覧として会場にお入れします。初めてのツアーなので、たくさんのお客さまが入ったライブハウスを見たかったんですが、全公演違うオンラインならではということを準備してお届けしようと思っています。


―限られた人数であっても、ファンの方と直接会えるのは嬉しいですよね。

そうですね。無観客の生配信でもライブができること自体は楽しいんですが、やっぱりちょっと寂しい思いはあるので...。たとえ声を出せなくても、ファンの方が実際に目の前にいるというだけで、伝え方も変わってきますし、いてくださるととても心強いので、皆さんと一緒にオンラインリリースツアーを作れることを楽しみにしています。


―オンラインになることで、会場に呼ぶよりもさらに多くの方、遠方の方に観てもらうこともできますね。ライブが延期になってしまったこともありましたが、大矢さんはこのコロナ禍を通してどんなことを感じましたか?

ソロになってから、ありがたいことにたくさんライブをさせていただきました。一ヶ月に何十本もライブをしていると、「気持ちが入ってないな」と思う瞬間もあったんです。実際にステージでファンの方の顔を見れば、急にスイッチが入って楽しくライブをやれるんですが、「しんどいな」と思う部分もたくさんあったあの日々が、どれだけ楽しかったか。今考えると「夢だったのかな」みたいな。

先日、Shibuya eggmanというライブハウスで、久しぶりにライブに出演させていただいたんです。去年の年末にもeggmanで大きいライブのトリをさせていただいたんですが、その時にはお客様がパンパンに入って、みんなが声を出しながら一緒に歌って手振ったりしていて。先日のライブではそれが幻だったのかなって感じました。久しぶりのライブで楽しかったんですが、当たり前だと思っていた、みんなで歌ったり、コール&レスポンスをしたりしていた時間を、もう一度過ごしたいなと日々思っています。

ただ、オンラインならではの表現の仕方や伝え方、ライブ作りというのもあると思うので、私なりに手探りで突き詰めていけたらいいなと思います。


―遠くの人をかえって身近に感じるというように、オンラインのメリットもたくさんありますよね。現在は思うような活動が難しいとは思いますが、今後の構想はありますか?

一対一でのオンラインサイン会を何度かやっているんですが、そこで「はじめまして」の方がとても多いんです。今まで東京をメインにライブをしてきたので「私の名前や曲は知ってるけど、実際に話すのは初めて」という地方の方々や「いつかライブを観たい」と言ってくださっている方がいらっしゃるのがすごく印象的でした。

47都道府県一つ一つのライブハウスを背景に、その地域の方だけを招待したオンラインツアーとか全国ツアーみたいなのができたら面白いのかなと思っています。実際に回ると大変なんですけど、身近に感じていただけるかなと。


―なるほど...!移動もしないで済みますね。

交通費もかからないので(笑)。

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