北園涼 2ndライブ、完全にファンと心が一致した瞬間

音楽 公開日:2020/03/02 41
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2月23日、24日と2日にわたり、俳優の北園涼が2ndワンマンライブを開催した。2.5次元舞台を中心に活躍する北園にとって今回のワンマンライブは2度目。ミュージカル『刀剣乱舞』などでも観客を前に何度も歌声を披露してきた北園だが、ファンにとっては待ちに待った日となった。そこで24日に神田明神ホールで開催された第一部公演の模様を完全リポートする。


ファンたちがざわつく会場は、すべて立ち見席。開演時間となり、1stアルバムの『Into The Ark』が流れ出して手拍子が自然と巻き起こると、いやがおうにも緊張感が増してくる。


すると一瞬、暗くなりバンドメンバーが入場。そう、今回は北園にとっても初のバンド形式によるライブ。ギターは北園ファンにとってはおなじみの中嶋康孝。そして今回から加わったドラマーの田辺貴広、ベーシストの北村穂が指定の場所につき、楽器を奏で始める。


黒いパンツとジャケットでステージに立った北園が歌い始めた1曲目は『Drive』。一気にボルテージの上がった観客は手を振りながら、北園の歌声にこたえた。去年、開催した1stワンマンライブで「拳をあげろ」と叫んだからであろうか。ファンたちは手に何も握らず、拳をあげている。一方、マイクを握りしめ、1人1人の観客をしっかり見据えながら必死に歌う北園からは、アツい気持ちが伝わってくる。ステージを目一杯使って観客を煽るその姿にファンは酔いしれた。


2曲目は1stシングル『Long way to Go』。暴れるライトの中、北園が歌い始めると、ファンは自然と手拍子をかき鳴らしだす。合いの手も完璧な観客に満足げな北園は、ギターソロの間もノリノリ状態。この曲を歌い終わり、「ありがとうございます」と挨拶した北園は、「あらためまして北園涼、2ndワンマンライブへようこそ!!!!!!!」と言うと「イエ~~イ」と答えるファンたち。「2日目です。いわゆる最終日です。あっという間ですね。明日は…ないよね(微笑)。いやぁ、あんだけリハやったのに、もう終わりですって。こればっかりは仕方ないんだよね。今日のこの昼のライブにすべてかけて臨みたいと思うので、みなさんもそれにかかってきてください!!」。これで盛り上がらないわけがない。


「これからちょっとしっとりした曲たちを歌いますので、ペンライトがある方は振っていただいて、持ってない方も一緒に歌ってください」と言うと、ギターのアルペジオとともに歌い始めたのは『HERO』。今度はマイクスタンドを使ってマイクを両手で握りしめ歌う北園。途中、両手をいっぱいに広げると、まるでファンの思いをすべてつかみ取ろうとするように手のひらを観客に向けた。高音域まで伸びた歌声が、ペンライトを持つファンたちの心に響いていく。


続いて『キミのそばで』では、再びマイクスタンドを両手で握り熱唱。力強さがありながら、優しく語りかけるような歌声で会場を包み込んだ。そして「この曲はぜひ、みなさん一緒に歌えたら歌ってください。よろしくお願いします」と『Lowlight』を歌唱。北園が左手をあげると、観客も手のひらを見せこれにこたえる。サビでは観客の声と北園の声が重なり、なんとも不思議な雰囲気をかもし出す。さらに間奏部分では「Singing!」と叫ぶと、口元からマイクを離し、ファンたちの歌声を聴こうとする北園。やがてギターの音が消え、ドラムの拍子のみが聞こえる中、ファンの歌声だけが会場に響き渡る。完全にファンと北園の心が一致した瞬間だ。そのとき、ふっと小さく満足そうに北園が笑顔を浮かべたのが印象的だった。

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