ペンライトはいらない、魂ぶつけた北園涼1stワンマンライブ

音楽 公開日:2019/10/08 38
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ここでギターを担当した中嶋康孝を紹介。「リハのときからずっとお世話になっていまして、いろんなことを教えてくださり、ライブも一緒に作ってきた方なので、みなさんも中嶋さんに負けないように。そして2人しかいないからね。2人対800人だから。でも2人だからって、お前ら勝てると思うなよ。かかってこいよ、いいか!」と言うと続けて歌ったのは『Hero』。先ほどまでのアップテンポな曲と打って変わってミディアムテンポのこの曲で甘く優しい歌声がオーディエンスの心を揺さぶった。




間奏でジャケットを脱ぎ捨てると、マイクもスタンドから外して観客に歌をゆだねる。もちろん、これにこたえ、歌い上げるファンたち。4日前に発売されたばかりのアルバム収録曲だが、完璧に覚えている様子。曲が終わり「ありがとう」と礼を言うと、ギターのアルペジオで始まったのは『Lowlight』。両手でマイクを握りしめ歌う北園の影が、スポットライトで出来た灯りの中に映し出される。その影は妙になまめかしい。訴えかけるような表情でアルバム中、唯一のラブソング『キミのそばで』を歌うと、MCに突入した。




大きく息を吐き、顔をあげ観客を見つめると「初ライブですけど、みなさんどうですか?いい感じで出来てる?」と聞く北園。やはり初めてのワンマンライブに不安は隠せなかったようだ。「俺ももちろん、緊張したけど、きっとみなさんも緊張してこの会場に足を運んでくれたと思います。ホントにここに集まってくださって、ありがとうございました」と大きく頭を下げた。


だが「早いもので、もう折り返しです」と言うと「え~!?」と不満をもらすファンたち。「だって、アルバム1枚しか出してないんだもん」と、こちらも残念な様子。「リハとかやっていても、あっという間っすよね。すぐ終わるんすよ」とギターの中嶋に同意を求める。「短い時間ですけど、みなさんと精一杯、楽しい時間を過ごせるよう一生懸命リハしてきたんで、それが届いていたらなぁと思います」と。さらに「もうペンライト使うコーナーは、しばらくないのでカバンにしまってもいいんじゃないかな。ここからはぶち上げるだけですよ、みなさん」と言うと「いっちゃいますか。声出して、飛び跳ねて、騒ぐ準備は出来てますか」と言って「暴れてください!」と叫ぶと『Drive』を熱唱。再び「声、出せ」と言いつつ激しく歌い始めた。『Be Bright』ではギターの中嶋と見つめ合いつつ、歌うシーンも。


再びMCに入り「いやぁ、ホントに早いもので」と言うと客席から「最初からやり直して」という声が飛び交う。すると「誰だ、今言ったやつは。ムリムリムリ、もうこれしかやるつもりないから。そのつもりで全部、出しきったから」と言って「もう一回、やるんだって。夜(第二部)に」とポツリ。そう、この日はまだ第二部の公演が控えている。


そしてしみじみとした表情で「こうやってさ、俺が音楽の活動を始めるようになって。すごい偶然というか、奇跡というか、そんなふうに感じてるんです。鹿児島から二十歳のときに出てきて、俳優を始めて。今、27歳になって、新しいことを始めるってことはかなり挑戦的で、かなり勇気のいる行動だと僕は思ってるんです。でも、会場に来てくださるみなさまが、迷っていたり、対峙しているものがあったとき、もう一回追ってみようかなって、感じてくれるんじゃないかなって思い、この活動を始めさせていただきました。これが楽しいだけの思い出じゃなくて、みなさんが迷ったとき、悩んだとき、不安になったとき、またここに来たいなって思えるような、そしてまた来て、僕がみなさんを引っ張り上げるような、そんなライブにこれから先もしていきたいと思いますので、どうかこれから先も俺のことをよろしくお願いします」と語ると、観客から大きな拍手が巻き起った。

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