実はマイルドヤンキー!?武田舞彩、ファンコミュニティー設立

音楽 公開日:2019/08/30 10
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先日、テイラー・スウィフト、ジェイソン・ムラーズらも愛用するギターメーカー・Taylor Guitarsから、テイラーを愛用している期待のアーティスト「NEXT GENERATION」のひとりとして認定された武田舞彩が、8月25日、代官山LOOPにてワンマンライブ『武田舞彩2nd Live たけーそにっく~にんじん』を開催。ファンコミュニティー『舞彩組』立ち上げを宣言した。




7月には、プライベートでたまたま訪れた「としまえん」にてステージを見つけてライブを行なってしまうなど、留学していたロサンゼルスにて開花した行動力を遺憾なく発揮する活動を続けている彼女。ワンマンライブと銘打って行なうライブは、5月29日の事務所移籍後初となった『改めまして、武田舞彩です 〜いちご〜』以来、3ヶ月ぶりとなる。

「何かが起こるかも」と本人が予告していた開演30分前。身動きがとれないほどに大入りとなった会場には、おもむろに武田舞彩の音声が流れ始める。「たけらじ」と名付けられたこの番組は、武田舞彩がひとりで30分のトークに挑戦という趣旨のもの。なお、舞彩は一応30分のひとり喋りを完走したことはしたが、とはいえ、15分で話すネタがなくなって早口言葉をおもむろにやり始めたりしたのもまた事実である。

“人生はまるでメリーゴーランド”という表現で、夢に向かって歩み続ける気持ちを綴った『ジャーニー・ガール』からライブはスタートする。舞彩は、テイラー・スウィフトと同じモデルという愛器のギター(名前は“ひじき丸”)をかき鳴らして歌っていく。

なお、今回のライブには、アコースティックギタリストの葵ミシェルがサポートとして参加。前回のライブと比べても、葵の演奏が加わったことで曲の表現の幅も、音の厚みを増した。ちなみに舞彩曰く、葵ミシェルとの出会いは、彼女が新宿の山野楽器に“ひじき丸”のリペアに行った際、たまたま店頭でパフォーマンスをしていた葵の音に運命を感じたからだそうで、その場で「このあと、ご飯行きませんか?」と誘って、そしてジンギスカンを食べながらライブのサポートをお願いしたという。そんな武田舞彩の行動力と、それに応じた葵ミシェルの度胸には驚くばかりだが、ただこのエピソードを簡潔に言い表すなら、武田舞彩によるただの「ナンパ」である。

しかし今回のライブでは、舞彩自身のギタースキルが恐ろしいほどに上がっていたことに気づいたファンも多かったことだろう。3ヶ月前のライブでは、ギターストロークに粗も見えていたのだが、今回の彼女は曲ごとにギターの音の出し方を変えて、曲のグルーヴをコントロールするまでに上達。2ndライブに至るまでの期間、彼女がどれだけギターを練習したのかは一目、いや、“一聴”瞭然だ。

「ありがとうございます! 武田舞彩です! みなさん聞いてくださいよ! 今日は8月25日らしいですよ。いたって何もないんですけど、夏が終わるみたいですので、今日はスタンディングですし、各自、自由に楽しんでいただいて結構、けっこう、コケコッコーなんで。今日は来てくださって、センキューソーマッチ、ベリーマッチということで。ありがとうございます。」

最初のMCでは、そんな彼女の人知れずの努力をすべてなかったことにするかのような、LA仕込みのアメリカンジョーク(?)が、これでもかと冴え渡る。

LA仕込みという意味では、新曲『あげだしっ』もそうだろう。タイトルからは「和食の歌かな?」なんて想像するかもしれないが、舞彩の口をついて出たのは、なかなかのリアリティーと鬱憤が詰まった、強烈で刺激的な言葉たち。そして彼女が手書きで綴った歌詞に目を落とすと、『あげだしっ』とは「xxxxxxxx」と伏せ字にせざるを得ない英語のスラングだとわかる。「私もLAに留学していろんなことを学んできました。」と、語っていた彼女だが、当然、いいことも悪いことも吸収してきたのだろう。それが武田舞彩であり、人生というものなのだ……とりあえず、そう話を濁しておきたい。

「夏といえば、私の中で言えば、“あつい”季節ってイメージがあるんですよ。みなさんは、何か……チョメチョメ的なことありましたか? あ、チョメチョメにも種類があるんですよ。ライトなほうとディープなほう。浴衣着てお祭り行った人とかいますか? あー、いいな。それもチョメチョメのひとつです。みなさん、なんかチョメチョメないんですか? よきチョメチョメ。Goodチョメチョメ。ないの? 一緒ですね。」

陽気なアメリカンジョークの次は、なぜか舞彩は胸を躍らせながら往年の流行語「チョメチョメ」を連発。1日にこれだけ「チョメチョメ」を発言するのも武田舞彩か、在りし日のスター・山城新伍くらいなものである。

一方、ひと夏の出来事を綴った新曲『ふたつの傘』に、20代になって共感できるようになったというハンバートハンバートのカバーで『虎』。前回のワンマン以来となる観客も、別のルートで彼女のことを知って会場に足を運んだという人も、ライトに浮かび上がる彼女を眩しそうに見つめ、そして気持ちよさそうに歌声に身を委ねる。

『あなたの呼吸が止まる前に』は、前回ライブで初披露した曲のひとつ。この曲になると、舞彩の少しハスキーな歌声が一段とウェットな響きを帯びる気がするのは、ボーカリスト武田舞彩の表現力ゆえのものなのかもしれないし、この曲の裏側にある出来事を、彼女自身も思い出しているからなのかもしれない。また、天井のミラーボールが星屑をフロアに撒き散らした「Say You Love Me」では、力強いボーカルと舞彩と葵のギターの響きが生み出すグルーヴに観客もクラップを打ち、会場一体のノリが生まれていた。

「高校の頃の友だちから、『舞彩ももう21歳か。高校の頃はクレイジーだったよね。』って連絡がきたんですよ。確かに私、高校の頃は“マイルドヤンキー”というか。楽しいことをしたいタイプだったんですよ。ふざけたいし、先生にも怒られまくってて問題児扱いされてたというか。あ、でも、いいほうの問題児ね。私、マイルドヤンキーだったから。」

マイルドヤンキー・武田の青春にもつながる『サヨナラ、僕の⻘春。』へ。この曲は、彼女が自分の青春をかけていたものが昨年なくなり、かといって、いつまでも後ろを向いているわけにもいかないので、そんな自分のために書いたという。昔から彼女を応援してきた人たちは、それが何なのかは言うまでもない。ただただ「果たせない約束が / また一つウソになる」という彼女が自ら綴ったフレーズが、今もなお彼女の、彼女たちの胸を痛め、苦しめ続けているのではないかと想像すると、こちらもいたたまれない気持ちになる。同時に、この想いをさせないために、今、彼女たちに何ができるのだろうかということをいつも考えてしまう。

武田舞彩に対するイメージとのギャップから、ファンの間で一気に人気曲となった『なす』や、未来への希望を託した『NEW WORLD』など、武田舞彩は自身の持つ様々な面を披露して、オーディエンスから喝采を浴びる。アンコールにも応えて計12曲。彼女は感謝の気持ちとともに、2ndライブを締めくくった。

「こうやってずっと応援してくれる方がいるのは嬉しいことだなって思いますし、こういう環境が当たり前じゃないってこともわかっているし、ステージに立てていることも当たり前じゃない。だから、本当に私はみなさんのことが大好きだし、感謝しているし。だからこうやって感謝を伝えられる場所があってよかったなって想います。ここで歌わせてくれてありがとう。そんな気持ちでいっぱいです。」

なお、本ライブでは、武田舞彩のファンコミュニティー『舞彩組』の結成が発表された。「(ネーミングに)マイルドヤンキー感しか感じない。」と葵ミシェルからもツッコまれた『舞彩組』は、fanicon内で開設。同コミュニティーでは、武田舞彩にまつわる様々なコンテンツを発信していくとのこと。本人も、「私、情に厚いタイプなんですよ。『舞彩組』って名前は友情を感じるじゃん? 私、友達にはそういうのを赤裸々に語りたいタイプなんです。だから、(faniconの)アプリ内で、いろいろ語りたいと思います。」と、自身のコミュニティー運営にも意欲をみせている。



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