M.S.S Project NHKホールで魂のライブ、圧倒的支持の秘密とは?

音楽 公開日:2019/02/18 93
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ゲーム実況に加え、音楽活動でも人気のM.S.S Project。2月11日の市川市文化会館を皮切りに、全10ヶ所の冬ツアー「PANZER - The Ultimate Four -」がスタートした。

ネット配信で多くのフォロワーを持つ彼らだが、ファンミーティングやライブツアーなど、リアルにファンと接する機会も大事にしているのが強み。ライブの面白さにも定評があり、これまでにも日本武道館や横浜アリーナなど、大規模な会場をソールドアウトさせてきた実績を持つ。

その圧倒的支持の秘密とは何か?――というわけで、ツアー2日目となる2月13日、NHKホール公演に足を運んでみた。開演前の会場には、好きなメンバーのイメージカラーを取り入れたファッションに身を包んだファンが大集合。友達同士から親子づれ、さらには男性のグループまで、幅広い層に愛されているのがよくわかる。この日も満員御礼で客席はビッシリ。開演を待ち構えるファンの期待が渦巻く中、ものものしいSEをキッカケにライブがスタートした。

まずは、メンバーの FB777、KIKKUN-MK-Ⅱ、あろまほっと、eoheohをフィーチャーした映像が流れる。ツアータイトルの“PANZER=戦車”が示すように戦場ドラマといった内容。なかなかのスケールで展開するドラマにグイグイ引き込まれていく(とはいえ、しっかりお笑いを入れてくるところも彼ららしい)。メンバーの絆を描いた感動のエンディングに拍手が起きたところで、ステージに4人が登場。演奏パートに進む前に、グループの代名詞であるリアルゲーム実況タイムが繰り広げられた。

今回選ばれたゲームは『New スーパーマリオブラザーズ U デラックス』。4人がチームになってステージをクリアしていくという、まさに個々のコンビネーションが試される内容である。毎度のことだが、彼らの実況は最強に面白い。観客もメンバーが不利になる場面では悲鳴をあげたり笑いが起こったりと、大興奮!すっかり盛り上がったところで、いよいよ演奏パートの時間に突入した。

観客は全員総立ちになり、カラフルなペンライトを手に声援を送る。1曲目には何と新曲が用意されていた。きっくん(=KIKKUN-MK-Ⅱ)の華麗なギターが炸裂するハードなロックチューンで、FB(=FB777)もショルダーキーボードで熱演。あろまほっととeoheohは息の合ったダンスで場内を沸かせていく。当初、やや照れのあったダンス・パフォーマンスも、昨今では堂に入ったもの。その後も新曲を披露し、最新型のサウンドをアピール。もちろん、人気の鉄板曲も惜しみなくプレイして、ファンを喜ばせた。彼らの曲はメタル要素もありつつ、メロディーはキャッチー。一方ではエレクトロな味付けのポップチューンもレパートリーにしており、誰もが楽しめる音楽性が特徴だ。粋だったのは本編ラストを新曲で締めたこと。2019年の活動を予感させる内容で、グループとしての意気込みを見せつけた。

アンコールでは、きっくんが“今の大切さ”を実感するMCで、珍しく心情を吐露。それだけに「自分が好きだと思ったものには、どんどん気持ちをぶつけていくのが大事なんだなと。だから俺達もずっと走り続けていこうかと思ってます。今日という日は俺達にとって宝物。だから、またみんなと一緒に幸せな時間が共有できたら嬉しいです!」と、真摯な思いを打ち明けた瞬間、場内から拍手が起こった。気持ちの入ったライブはやはり人を惹きつけるもの。ただ楽しませるだけではなく、より熱い気持ちを込めてきたところに、メンバーの成長が感じられた。

アンコールの選曲は、ファンに人気の楽曲がズラリ。ひたすら上がっていくボルテージが頂点に達したのはラストの『We are MSSP!』。ここで会場の一体感は最高潮に!終演後は、観客との和やかな記念撮影でフィニッシュとなった。




まるでツアーファイナルかと思うような盛り上がりだったが、まだまだ2本目!ライブツアーはまだまだ続いていく。地方戦の最後は3月24日の神戸国際会館こくさいホールだが、各地で磨かれていく新曲達の進化も楽しみなところ。さらに、彼らがグランドファイナル公演に選んだのはグループ史上、最大キャパである4月29日のさいたまスーパーアリーナ。今年で10周年!そしてM.S.S Projectとしては平成最後のライブとなるだけに、どんな仕掛けで挑んでくるのだろうか。予測不能のパフォーマンスに期待したい。

 
写真:大塚秀美
文:海江敦士

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