M!LK、リリイベファイナルに2000人のみ!るきーず熱狂

音楽 公開日:2019/02/10 9
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2月6日に2ndアルバム『Time Capsule』をリリースした7人組ボーカル&ダンスユニットのM!LKが、全国を回ったリリースイベントの最終日を2月10日に東京ドームシティ・ラクーアガーデンステージで開催した。8月に新メンバー3人が加入し、新体制となって初のアルバムとなった本作は、オリコンのアルバムデイリーチャートでも2位を獲得。冬の陽が降り注ぐ快晴のなか、この日はアルバムの収録曲から4曲を披露し、集まった2000人のみ!るきーず(M!LKファンの呼称)たちを熱狂させた。


新メンバーの曽野舜太が先頭を切ってステージに飛び出し、最年長の佐野勇斗が「最終日、大きな声で盛り上がっていきましょう!」と号令をかけて、アルバムのリード曲『My Treasure』からイベントはスタート。その瞬間、ステージ前の観覧スペースはもちろん、2階のデッキからも一斉にペンライトが振り上がって、メンバーを大歓声で出迎える。

アルバムのコンセプトである“Treasure(=宝物)”をフィーチャーした爽快なナンバーを、板垣瑞生の快活なラップも交えながらエネルギッシュに歌い、ステージを跳ねる7人の姿はフレッシュなパワーが満点。佐野から琉弥へと切なく歌い継いだところに、曽野が元気よく飛び込んできたりと、より多彩な歌声の組み合わせや流れをスリリングに楽しめるようになったのは新体制の大きな強みだ。衣装もカジュアルで等身大の装いだからこそ、歌い上げる“何も 怖くはないよ”のフレーズが、力強く胸に沁みる。

メンバーの人数が増えたことで、もちろんユニゾンの厚みが増したのも特筆すべき点。続く『上昇思考クライマー』では、そんな歌声のダイナズムに迫力のダンスが加わって、み!るきーずたちのテンションを一気に上昇させる。加えて間奏では一人、前に出た佐野が投げキスをしたり、塩﨑大智がハンドスプリングを決めたりと、観る者の目を釘付けに。引き締まった表情、仕草、すべてが新たな道への決意を強く感じさせてくれる。

その一方、フレンドリーなトークは結成時から変わらぬ彼らの魅力で、相変わらずメンバー間の仲の良さを垣間見せてくれた。「2月に入ったら男子が楽しみにしているあのイベントが」(塩﨑)ということで、この日の話題はバレンタインに。山中が「小学生のときはモテたけど、一番好きな子からもらったチョコが梱包もチョコも一番崩れてた」と話すと、板垣が「ファンのみなさん、柔太朗に贈るときは梱包も大事です」と呼びかける一幕も。また、リーダーの吉田仁人は「チーズケーキをホールでもらったことがある」、佐野は「小1のときランドセルの隙間に一番好きな子からのチョコが入ってた」と、さすがのエピソード披露もあった。

イベントも後半戦に入り、「皆さんと一緒に楽しめる、あの野性的な曲を」と塩﨑が告げたとたん、歓声が湧いた人気曲『ジャングリズム』では、メンバーが鳥、猿、犬など動物の鳴き真似や振り真似を入れて、み!るきーずたちを笑顔に。3月から始まる全国ホールツアーでも、さまざまな演出で楽しませてくれそうな要注目ナンバーだ。そしてラストの『Brave Saga』では、“選んだ答えを確かなTreasureにしよう”と想いを込めて熱唱。最後に未来への覚悟を歌い上げる7つの声の重なりは、どこまでも逞しく、観る者の胸を熱くした。





M!LKらしい奇想天外な楽曲や新たな挑戦も多数組み込み、グループ自体のコンセプトである“変幻自在”を体現したアルバムを引っ提げ、3月からは大阪、名古屋、仙台、福岡、東京と5大都市を回るホールツアーを開催する彼ら。セットや演出、パフォーマンスと、すべてに未だかつてない試みが為されているということなので、ファンならずとも必見のステージになることは間違いない。中でも、ファイナルの5月11、12日の東京・昭和女子大学人見記念講堂は、新元号となって初のワンマンに。このツアーを足掛かりに、新たな時代へ向けての飛躍を果たそうとする7人に要注目だ。

文:清水素子

カメラマン(C)小坂茂雄