映画「空飛ぶタイヤ」主題歌、サザン史上初のアニメMVに

音楽 公開日:2018/07/13 24
この記事を
クリップ
}/

先月に配信が開始され大ヒット中のサザンオールスターズ新曲『闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて』のミュージックビデオが解禁となった。サザン史上初の全編アニメーションのミュージックビデオ(MV)は要注目、必見の映像になっている。

『闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて』は映画「空飛ぶタイヤ」の主題歌として書き下ろされたサザンオールスターズの新曲。先月6月15日に、映画公開とともにサザン史上初の配信限定シングルとしてリリースされると、映画共々大ヒットを記録して現在も大きな話題となっている。




この曲は、社会で闘う人たちを描いた映画の世界観と地続きの、過酷な現代社会を切り抜いた桑田佳祐にしか書けない痛烈な歌詞と、それをポップスに昇華するサザンオールスターズの真髄が際立つ楽曲だ。まさに『闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて』という曲のタイトル通り、矛盾を感じつつ、ストレスを抱えながらも社会で働くすべての闘う戦士(もの)たちへの讃歌とも言える。

そんな楽曲の魅力をさらに表現すべく今回は、サザン史上初、全編アニメーションでのMV制作が行われた。楽曲同様、現代社会のサラリーマンの日常と組織における生存競争、その表と裏がテーマとなっている。登場する無数のサラリーマンたちは、スマホでニュースアプリを見たり、仕事をサボって動画サイトを見たり、夜は同僚と繁華街に繰り出して酔いつぶれるまで呑んでみたり、そういっただらしなくも素晴らしい日常を送っている。そんな姿がシュールでコミカルに描かれつつも、不意に「裏の心」が顔を見せることで、表の世界が裏の世界へとつながっていくという、人は誰しもが、心の奥底には闇を抱えていることが示唆される内容だ。闇の顔を見せた無数のサラリーマンたちは、天から射す一筋の光に向かって熾烈なレースを繰り広げる。エンディングでは、彼らが駆け上がっていくピラミッドが実は、生存競争に負けたサラリーマンたちの屍の山だったということが明かされるが、それでも生き残った者たちは光をもとめて進み続ける。現代社会の表と裏を絶妙に描いた楽曲を踏襲し、アニメーションならではの表現で、その世界観を見事に具現化した作品に仕上がっている。サザンオールスターズの楽曲には、さまざまなタイプの曲が存在するが、社会を鋭く抉った今回の楽曲に、こういったアニメ作品が見事にマッチしたと言えるだろう。デジタルドローイングアニメーションを手法とし、通常のアニメーションが20分で3000枚くらいなところを今回楽曲の4分半で3000枚の作画枚数で作られているという、このMVを見て、『闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて』の魅力を改めて感じていただきたい。

そして、サザンオールスターズとしては初めて、7月25日(水)放送のフジテレビ系「2018 FNSうたの夏まつり」(午後7時~11時28分 ※一部地域を除く)に出演することが決定。サザンオールスターズとしての「FNS音楽特番」には「2000FNS歌謡祭」以来の18年ぶりの出演となる。夏のテレビ大型特番出演が話題となっている中、予約殺到中のプレミアムアルバム『海のOh, Yeah!!』(8月1日(水)発売)にも収録の名曲『東京VICTORY』と話題沸騰の最新曲『壮年JUMP』の2曲を披露する。

この記事の画像一覧