小室哲哉引退に音楽界が動揺、何度も出た「償い」という言葉

音楽 公開日:2018/01/19 66
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音楽プロデューサー、アーティストの小室哲哉が19日、東京・エイベックス本社で緊急会見を開き、音楽活動からの引退を表明した。

深い紺色のスーツに身を包み記者団に深々と何度も頭を下げると、一連の不倫疑惑騒動に対して「誤解を生じさせてしまった」と陳謝。

また、「僕なりのけじめ、決断として、音楽活動から引退させて頂きます」と続け、長きに渡り日本の音楽シーンを牽引し続けたその第一線から退く考えを表明した。引退に関しては以前から考えが頭をもたげていたようで、直接的には今回の報道が引き金であるという。





2017年6月頃から突発性難聴を発症し、左耳が聞こえ難い状況が続いている点、期待に応えられているのかという自信の喪失、体調や精神状態の不調が作品に影響しないかという思い、枯渇していく能力という不安が昨今では常に隣り合わせという状況下での苦渋の決断だった。

「多くの定年退職設定が60歳っていうのは、ある意味能力の節目、大きな節目なのかな。創作という意味では限界なのかな」

そう記者団に語る小室氏はどこか淋しげだった。引退との言葉を語った後も「悔いはないなんて言葉は出てきません」と今も葛藤を抱えているようで、この後涙が溢れてくるのか、なんてことを言ってしまったのかと後悔するのか、自分でもわからないと吐露した。

それでも「僕にとって楽曲は子どものような存在。楽曲は生きていって欲しい、僕のものではなくて、歌う人のものなので。そうなっていって欲しい」と楽曲にはこれからも人々に感動や喜び、楽しさを広め続けていって欲しいという願いを込め会場を後にした。

今回の記者会見で小室氏の口からは「償い」との言葉が幾度となく飛び出ることとなったが、一連の騒動から失うこととなってしまった日本音楽界の損失は、あまりにも大きすぎるのではないだろうか。

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