スキマスイッチ、ニュー・アルバム『re:Action』(読み:リアクション)が2017年2月15日(水)に発売、同作を携えた全国ツアー「スキマスイッチTOUR 2017“re:Action“(仮)」が開催されることが発表となった。
2003年のデビュー以来、数々のヒット曲を生み出し幅広い世代のリスナーから支持されてきたスキマスイッチ。
デビュー13年目を迎え、全キャリアの楽曲に全てライブアレンジを施した新コンセプトのツアーを立ち上げるなど、これまでとは一味違ったスタンスの活動を展開している彼らの、今作のキーワードはリアレンジ。これまで一貫してセルフアレンジ、サウンドメイク、セルフプロデュースを行ってきた彼らが、敬愛するアーティストをプロデューサーに迎え制作された、スキマスイッチ楽曲のリアレンジ・リプロデュースアルバム。
アルバム制作にあたり、「自分たちのルーツや、普段聴いている好きな音楽、そして面白い化学反応が起きそうという観点から、自分たちと同じくセルフプロデュースで活動をしているアーティストにお願いして、自分たちも予想の出来ないようなアルバムにしたかった。」(常田真太郎)と語っており、奥田民生、小田和正、KAN、GRAPEVINE、澤野弘之、SPECIAL OTHERS、田島貴男(ORIGINAL LOVE)、TRICERATOPS、フラワーカンパニーズ、BENNY SINGS、真心ブラザーズ、RHYMESTER、全12組の豪華アーティストとのクリエイティブ・コラボレーションが実現、原曲とは違う新たな魅力が引き出された作品に仕上がった。
同アルバムは奥田民生がロックテイスト満載にアレンジした、『全力少年 produced by 奥田民生』(11月30日SG発売)が収録される他、小田和正とは2006年にTBS系で放送された「クリスマスの約束2006」のために共作され、一夜限りの演奏となった楽曲をモチーフにメロディ・歌詞を新たに書き下ろした新曲『君のとなり produced by 小田和正』を制作。小田はピアノ演奏他、コーラスも担当、ゲストボーカルとして松たか子がコーラス参加している。
同曲のプロデューサー小田和正は『いつも世話になっているので少しでも返せればと、引き受けましたが、参加することに意義があるという企画ではないので間違ってもアルバムの足を引っぱるようなことのないように、と考えました。自分を押しつけることなく最後まで辿り着きたいという気持ちと、彼等の「すべておまかせします」という狙いが錯綜しながら進んで行きましたが、イメージしていたような仕上がりになりました。聴いてくれる人たちが気に入ってくれれば嬉しいです。大好きな「音楽」をやっているのだから二人の力を引き出し合いながら、さらに一歩一歩を進んで下さい。応援してます。』とコメントを寄せた。
また、KANはスキマスイッチから“(スキマスイッチの)すべての曲のすべてのメロディと歌詞を“素材”として、新たな楽曲を作って欲しい“というオーダーを受け、見事にこたえる新曲?!「回奏パズル produced by KAN」を制作した。
「どのアーティストもみなさんやっぱり自分達のサウンドを持っている方々ばかりで、僕らの曲もその人が触ると面白いほどそのアーティストの曲みたいに変化していくのが興味深かったし、さすがだなぁと思いました。レコーディングスタイル、現場の雰囲気がそれぞれ違って、とても面白かったです。是非、原曲と聴き比べしてもらうと音楽の面白さがより一層広がるんじゃないかと思います。」(大橋卓弥)と語っている。
また、2017年2月18日全国公開の映画「一週間フレンズ。」主題歌に起用が決まった、不朽のラブソング『奏(かなで)』をスキマスイッチ自身のセルフリアレンジバージョンで収録。
初回生産限定盤は高品質CD:Blu-spec CD2仕様に加え、リアレンジ楽曲のオリジナル音源が収録されたボーナスCDを付属。リアレンジとオリジナルとの聴き比べを楽しむことができる。
あわせて、新アーティスト写真も解禁された。白いシャツを着たスキマスイッチの周りには13色の色えんぴつが取り囲み、“13色のカラ―に染められるスキマスイッチ“を表現したビジュアルに仕上がった。
今作のニュー・アルバム『re:Action』発売、全国ツアー「スキマスイッチTOUR 2017“re:Action“(仮)」開催を記念して、特設サイトがオープンした。色えんぴつがモチーフになっており、参加アーティストそれぞれのカラ―をクリックすると、コメントやレコーディング風景をおさめたトレーラー映像を楽しむことができる。第一弾として、奥田民生、真心ブラザーズ、フラワーカンパニーズが公開されており、今後も随時公開されてゆくのでチェックして欲しい。アルバムを携えた全国ツアー情報も後日こちらのサイトで公開となるので、見逃せない。
<スキマスイッチ大橋卓弥 『re:Action』制作コメント>
僕らはずっとセルフプロデュースで、2人で作品を作ってきました。活動していく中で、「もし自分達の楽曲を違う人が触ったらどんな化学反応が起こるんだろうね?」という話は、今までも2人の間でよく出ていました。でもなかなか他の人にお願いする機会もないままここまで来たのですが、今年はリアレンジというのが僕らの中で1つのキーワードになっていて、それならこの流れで誰かにプロデュースしてもらうというのも面白いんじゃないかということで今回のリアレンジ・アルバム企画が実現しました。
今作でプロデュースをお願いした方々は皆さん、同じアーティストという立ち位置でリアレンジしてもらえる人。せっかく今誰かにやってもらうなら、いわゆる職業プロデューサーの方よりも、僕らと同じようにセルフプロデュースをしているアーティストにお願いするのが面白いんじゃないかという事と、そしてやっぱり自分達が影響を受けたり、好きなアーティストにお願いしたいということになり、このメンバーが出揃いました。
どのアーティストもみなさんやっぱり自分達のサウンドっていうのを持っている方々ばかりで、僕らの曲もその人が触ると面白いほどそのアーティストの曲みたいに変化していくのが興味深かったし、さすがだなぁと思いました。
それとみんなレコーディングスタイル、現場の雰囲気がそれぞれ違って、それがとても面白かったです。
僕たちのファンの方はもちろん、お願いしたアーティストのファンの皆さんにも是非聴いてもらいたいです。あとは是非原曲と聴き比べしてもらうと音楽の面白さがより一層広がるんじゃないかと思います。
<スキマスイッチ常田真太郎 『re:Action』制作コメント>
2016年のスキマスイッチの活動をどうするかというディスカッションを2015年にした時に、そろそろいつものシングル→アルバム→ツアーという流れとは違うことをしていきたい、という話が出ました。そこで何が出来るか考えたところ、大きな軸として「リリースをしなくてもやれるツアー」と、リアレンジというキーワードで楽しんで作ったものを届ける、ということになりました。
そして行われたのが2016年の4月から7月に行われたメンバーセレクト楽曲によるリアレンジツアー「POPMAN’S CARNIVAL」なのですが、このリアレンジというキーワードをさらに踏み込んで、せっかくなら今までデビューから一貫してやってきたセルフプロデュースという枠組みも外して制作をしてみよう、ということにもなり、そこで出たのが今回のアルバムの企画でした。
企画自体は2015年からあったのですが、その時にまずお願いする先として自分たちのルーツや、普段聴いている好きな音楽、そして面白い化学反応が起きそうという観点から様々なアーティスト、プロデューサーのかたの名前を挙げていろいろとディスカッションを繰り返しました。そして、どうせならお願いする人たちもセルフプロデュースをして活動をしている人たちにして、自分たちも予想の出来ないようなアルバムにしたら、ということになりこのようなラインナップになったのですが、なにしろ皆さんとても忙しく、とにかく時間との戦いで、結果的にたくさんご迷惑をかけてしまったというのが正直な印象です…。
でも、こんなにも素晴らしいみなさんのおかげで、とてもバラエティに富んだ、そして音楽というものが形はなくて確実に独自のスタイルというものがあり、さらにはお互いの化学反応でこんなに楽しいことが出来るんだ、ということがこの一枚で表現出来たと思っています。一緒に作業をさせていただくにあたって皆さんの現場にお邪魔したこともすごく勉強になっていますし、何より各アーティストの皆さんの皆さんたる所以を現場で痛感して、同時にそのことがものすごく刺激になりました。この経験をこれからのスキマスイッチに存分にいかしていきたいと思っていますし、また恩返しする場所があればいいなと思っています。
<M3.『フィクション』プロデューサー フラワーカンパニーズ コメント>
テーマは、なるべく楽器を増やさず、フラカンがやるなら、こういうアレンジにするだろうというところでしょうか。感想は、2人の音感の良さや、細部までこだわるところに感心しました。自分たちだったら気づかないで流してしまうようなところにも、ちゃんとこだわる姿勢が勉強になりました。聴きどころは、大橋君のフェイク、そして真太のコーラス。今度、みんなでゆっくりご飯でも食べに行きたいね!(鈴木圭介)
2人の引き出しの多さに感服。そして大橋くんの歌の表現力に驚いた。どっかで一緒にライヴして下さい。あと名古屋飲み会、またやろう。(グレートマエカワ)
フラカン+スキマスイッチで1つの新しいバンドをイメージして一緒に演奏しました。楽しかった!同郷の仲間として愛知県。ますます盛り上げて行きましょう!(竹安堅一)
スキマスイッチの2人を無理矢理フラワーカンパニーズに引き込んで出来上がったバンド感。年齢的には後輩、音楽家としては‥先生。これからも何らかの関わりでよろしくお願いします。(ミスター小西)
<M10.『ふれて未来を』プロデューサー 真心ブラザーズ コメント>
ご指名感謝!と同時に、ひねりの効いたナイスな企画だなーと思いました。この調子でどんどん面白い大人になってください! (桜井秀俊)
録音するものを最小限にして、音の"スキマ"でドロドロのグルーヴを出したいと思いました。せめぎ合い、楽しんでる感じが音に出ていてサイコーです!"スキマ"を大切に!(YO-KING)