松山ケンイチ、長澤まさみが初共演する、映画『ロストケア』が本日、3月24日(金)全国公開となった。長澤と鈴鹿央士の共演にも注目の本作より、鈴鹿演じる椎名幸太を写した場面写真が解禁された。
本作は連続殺人犯と検事が対峙し、なぜ彼が殺人を犯したのかに迫る社会派エンターテインメントとなっている。主人公の心優しい介護士・斯波宗典を演じたのは大河ドラマの主演をはじめ、映画、ドラマと数々の話題作に出演する演技派俳優、松山ケンイチ。また斯波と対峙する検事・大友秀美を演じたのは日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞するなど、人気と実力を兼ね備えた俳優、長澤まさみ。本作で初共演を果たす2人の鬼気迫る演技は必見だ。
ある朝、介護センターの所長・団元晴(井上肇)と、その介護センターの利用者である老人の死体が発見された。その事件を担当することになった検事の大友秀美(長澤まさみ)と検察事務官の椎名幸太(鈴鹿央士)が捜査を始めると、椎名はそのセンターの老人の死亡率が異常に高いことを突き止める。
さらに利用者の老人が死亡している日と出勤表のデータなどを照らし合わせ調査していくと、一人の介護士が捜査線上に浮かんで来た。その人物とは、センターで介護士として献身的に働く斯波宗典(松山ケンイチ)だった。彼は取り調べを受けると「喪失の介護 ロストケアです」と42人の老人を殺害したことを自供。しかし斯波は自分のしたことは「殺人」ではなく「救い」だと真っ直ぐな目つきで主張し、大友と椎名はその様子に動揺する。彼が多くの老人を殺めた真意とは…?
長澤と鈴鹿は、TBS系テレビドラマ『ドラゴン桜』(21)から2回目の共演となり、本作では検事と検察事務官という役柄でタッグを組み介護殺人の真実に向き合っていく。今回解禁となった椎名を写した場面写真には、大友と二人で被害者家族を訪問し事件が発覚した後の家族の想いを聞きにいく場面や、斯波の主張に動揺し思い悩む大友に祖母との思い出を話ながら折り鶴を手渡す椎名の姿が切り取られている。さらに、椎名は斯波の連続殺人が発覚するのに一役買う重要な役どころ。データを分析するため一心にパソコンに向かいまっすぐな性格が伺える椎名の姿が映し出されている。
本作に対して鈴鹿は「僕自身もまだ先の未来かもしれないけれど、向き合う準備をしなければとすごく考えさせられました。その一方で観終わった後には、なんだか視界が明るくなり、大切な人に会いたくなるような、不思議な力を持った作品です。僕と同世代の方には、この作品が「介護」について考えるひとつのきっかけになればと思います。」と介護についてまだ考えたことのない若い世代の方にも関心をもってもらうきっかけになる作品であるとコメントしている。
松山ケンイチと長澤まさみをはじめとした実力派俳優、鈴鹿央士といった若手俳優、そして前田哲監督がつくりだす社会派エンターテインメント、映画『ロストケア』はついに本日公開。
<ストーリー>
早朝の民家で老人と介護センター所長の死体が発見された。
犯人として捜査線上に浮かんだのは死んだ所長が務める訪問介護センターに勤める斯波宗典(松山ケンイチ)。彼は献身的な介護士として介護家族に慕われる心優しい青年だった。検事の大友秀美(長澤まさみ)は斯波が勤める訪問介護センターで老人の死亡率が異常に高いことを突き止める。この介護センターでいったい何が起きているのか?大友は真実を明らかにするべく取り調べ室で斯波と対峙する。「私は救いました」。斯波は犯行を認めたものの、自分がした行為は「殺人」ではなく「救い」だと主張する。斯波の言う「救い」とは一体何を意味するのか。なぜ、心優しい青年が未曽有の連続殺人犯となったのか。斯波の揺るぎない信念に向き合い、事件の真相に迫る時、大友の心は激しく揺さぶられる。「救いとは?」、「正義とは?」、「家族の幸せとは?」、現在の日本が抱える社会と家族の問題に正面から切り込む、社会派エンターテインメント映画が、今幕を開ける!
■映画『ロストケア』
3月24日 全国ロードショー
【配給】東京テアトル 日活
©2023「ロストケア」製作委員会