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鈴木亮平 宮沢氷魚ら『ボクらの時代』で明かした今まで語られなかったエピソード

映画・舞台 公開日:2023/02/20 5
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愛と毒のある切り口で数々の名コラムを世に送り出してきた高山真の自伝的小説『エゴイスト』。主人公の浩輔役に『孤狼の血 LEVEL2』で第45回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、ほか俳優として栄誉ある受賞が続く今最も勢いに乗る鈴木亮平、浩輔の恋人となる龍太役には『騙し絵の牙』や『グッバイ・クルエル・ワールド』『レジェンド&バタフライ』、NHK連続テレビ小説ちむどんどん』など話題作への出演が続く宮沢氷魚、さらに浩輔の父親役に柄本明、龍太の母親役に阿川佐和子を迎えて映画化し、絶賛公開中だ。


この度、鈴木亮平、宮沢氷魚、阿川佐和子が2月19日放送の『ボクらの時代』に出演し、今まで語られなかったエピソードを披露した。


冒頭、鈴木が「この映画は『ごめんなさい』と謝るセリフが多いですよね」というところから、高校でアメリカに留学した鈴木は駅の階段で転けてしまい、「すみません!」と謝ってしまったという日本人特有の「あやまってしまう」エピソードを披露。宮沢も生まれがアメリカであることから、海外と日本の文化の違いに言及。さらに鈴木が俳優になりたかったのは子供の頃からのあこがれで、「芝居をしている時が一番生きている実感がある」と、俳優という仕事への思いを打ち明けた。


鈴木は、俳優になるためにプロダクションや制作会社にかたっぱしから直接行って電話をするなど苦労した時代を明かし、阿川は、家を出るため結婚を目的としてたくさんのお見合いをしたことを明かした。宮沢は、俳優として飛躍していく一方で、「今の自分はどういう状態なんだろう」と振り返る時間がないことや、「人に言えないようなコンプレックスもある」という。


そのなかで「たとえば、現場では絶対に失敗したくないんです」という宮沢に対し、鈴木が「20代のころはたくさん失敗しました。ひとりよがりな演技をしたりしたもしましたし、でもそういう恥をかいたから今はもう大丈夫と思えることもあります。失敗するなら前のめりに倒れたい」と自身の経験が今に活かされていることを伝えた。


さらに阿川から「俳優を続けている理由」を聞かれると、宮沢は「考えたり悩んだり、つらいことが多くて仕事がずっと続くのだろうか、と不安になったりするのですが、人に届いた時に『やっててよかった』とすべてが払拭されるんです」と語り、阿川は「いつかになったら不安がなくなって絶対的に自信がつくことってあるのかしら。100歳近い画家さんも今まで描いた作品にまだ満足していないとおっしゃいますし、私も含めてみんなそういう不安を抱えているのかもしれないですね」と語ると、鈴木は「ぼくもいつでも凹んでます。『カット!OK!』とかかった時に『今のでOKでちゃった』って思ったりします。昔友人に『亮平は終わったシーンをずっと練習してるよね』と言われたこともあり、ずっと悩んでしまう癖があるので、どこかで区切りをつけられるようになりました。それ寝る時ですが笑」と答えた。


また鈴木は部類の歴史好きであり、忙しい時には「世界遺産のYouTubeを見ています。雄大さを見て自分を俯瞰でみることでちっぽけで一瞬にして消える存在で、いかに素晴らしい仕事をしても2、300年先の人には関係ないと思える」と歴史に想いを馳せることで息抜きをしていると明かし、宮沢は「長いときで1〜2時間散歩している」と明かし、「その間、いろんな建物を見て、このドアが好き、この窓が好き、というふうに理想の家を作り上げているんです」と、理想の家があることを明かした。


最後に海外作品への興味を示した宮沢に、「海外と日本では演技一つをとっても評価軸が違うと思います。僕自身は日本が大好きですし、そういった匙加減みたいなこともできる俳優になりたい」と鈴木もこれからの俳優人生に意欲を見せた。


© 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会


※本記事は掲載時点の情報です。

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