Snow Manの岩本照、深澤辰哉、ラウール、渡辺翔太、向井康二、阿部亮平、目黒蓮、宮舘涼太、佐久間大介が8日、都内にて開催された『滝沢歌舞伎ZERO FINAL』製作発表記者会見に出席した。
2006年に誕生した『滝沢演舞城』は、2019年に『滝沢歌舞伎ZERO』へと進化。本シリーズに出演を重ねてきたSnow Manへと主演が引き継がれた。今回の『滝沢歌舞伎ZERO FINAL』では、これまで演出を担当してきた滝沢秀明氏に代わり、Snow Manが演出を担当する。
岩本は「この『滝沢歌舞伎』は、ジャニーズ事務所に入所させていただいた年に始まった作品で、今年僕が30歳になる節目の年にこうして『滝沢歌舞伎ZERO FINAL』という形で自分たちが主演で幕を下ろせる、卒業式を行えるという形が本当にありがたい」としみじみ。
「自分たちのグループ名がついたのもこの『滝沢歌舞伎』でしたし、初めてこのメンバーで主演でやらせてもらえたのも『滝沢歌舞伎』。自分たちを語る上で欠かせない1ページの作品を、自分たちの手で終止符を打てるのは本当にありがたいと思っております」と続けた。
自分たちで演出を手掛けることについては「出ていたからこそ作れるものというところをお客様に届けていきたい」と宣言。「僕たちが主演でやらせていただく前から滝沢歌舞伎に携わってくれていたスタッフさん方が僕たちに力を貸してくれて、これから詰めていく作業ができるので、古き良きところと新しい部分の融合が、『FINAL』でもしっかり届けられる。初めて見る人も初演から見ているような人も楽しめるような作品にしたい」と語った。
この日の会見では、『滝沢歌舞伎』初となる、全国の映画館でのライブビューイングを行うと発表。さらに、『滝沢歌舞伎ZERO FINAL』は一幕制で行われることも明かされた。
演出については、岩本が「ネタバレになっちゃうと思うんですけど、『腹筋太鼓』はやると思います。言っていいのかな(笑)」と告白。その上で、メンバーそれぞれが「鼠(小僧)は出てくるんですかね?どうでしょうね」、「お丸さんが来るかっていうのはわからない」などとぼかした。
また深澤は「滝沢(秀明)さんに本当に泣くほど怒られた」と思い出を回顧。「『滝沢歌舞伎』という作品がなければ、もしかしたら僕はこんなにしゃべる人ではなかったかもしれないし、こんなにメンタルが強くなっているとも思えない」とコメントした。
さらに目黒は、これまでの『滝沢歌舞伎』で一番印象に残っていることを聞かれ、「僕と佐久間くんと康二が同じ楽屋だったんです。僕たち、ちょっと楽屋が汚かったんですよ。滝沢くんが見に来て『お前たち片付けとけよ』って言われて。『でも俺たちはこれがいやすいからこのままいよう』って3人で約束した」と過去の出来事を話し始める。
「数日後、もう一回滝沢くんが来たら、佐久間くんと康二の机の上、めっちゃきれいになってて。俺だけ約束を信じてあんまり片付けてなくて。『えぇ2人とも〜!』って思ったのが、数ある中で一番びっくりしたこと」と明かして笑いを誘った。
佐久間は「ごめん。『また来る』って聞いちゃったからやばいと思って」と詫び、向井は「自分の楽屋ですからね。好きにさせてくれよって話ですけどね。今いないんで言いますけど」とぶっちゃけ。向井は目黒に「めちゃくちゃ片付けていたやつがそういうこと言うなよ」とツッコまれていた。
『滝沢歌舞伎ZERO FINAL』の内容を詳しく聞かれた深澤は「メンバーそれぞれにきっと得意な分野があって、今回はその得意な分野をちゃんと皆さんに伝えられるように、演目にそれぞれの良いところが入ればいいなとは考えている」と回答。
ラウールが「新橋演舞場にはきれいな花道があるんで、めちゃめちゃランウェイしちゃいます。登場、僕のランウェイから入るんで、皆さんそのつもりで」と宣言したが、佐久間から「今のところそういう予定はございません」と否定されていた。