AKB48の小栗有以、日向坂46の濱岸ひより、≠MEの鈴木瞳美が25日、東京・大手町三井ホールにて開催された舞台『オッドタクシー 金剛石(ダイヤモンド)は傷つかない』ゲネプロ取材会に出席した。
本作は2021年4月の放送を皮切りに大反響を巻き起こしたアニメ『オッドタクシー』の舞台化。劇中に登場するアイドル「ミステリーキッス」結成までの前日譚が描かれ、誰もが認める圧倒的な可愛さと底知れぬ野心を持つセンター・二階堂ルイを小栗、物語のキーパーソンとなる自分の欲求に正直で無邪気な性格の和田垣さくらを濱岸、自分に自信がなく控えめな市村しほを鈴木、天性の才能を持つ三矢ユキを山口乃々華が演じる。
2022年7月に、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、一度は上演中止となっていた同舞台。小栗は「前回、本当に全部通して「もう本番できるぞ」というギリギリまできていたので、その中での中止ということで、みんなショックは大きかった」と当時の心境を振り返りつつ、「いろんな方のご協力のもと、こうやって復活することができて、本当にうれしかったです」とついに初日を迎えたこの日の心境を口にした。
さらに自身の役柄について「二階堂は割りとツンツンしている子。私は普段、二階堂じゃなくて割りと市村ちゃんよりな性格をしているので、いつも本番が始まる前に早く(現場に)入って、早く二階堂に入っているんです。14公演、しっかり二階堂として最後まで生きたいと思います」と意気込み。
また鈴木は「私のファンの方には、まだ原作を見ていなくて初めての『オッドタクシー』が私たちの舞台ということを楽しみにしているね、と言って見に来てくださる方もいらっしゃるので、皆さんに作品の魅力を全部ちゃんとお届けできるように精一杯頑張りたいなと思っています」と語った。
濱岸は「中止になってしまった時は本当に悔しい気持ちでいっぱいだったんですけど、良かったなと思う部分もある」とし、「こうやって(会場の)キャパが大きくなったり大阪の公演も決定したりだとか。共演者の皆さんと一緒にいられる時間も増えた」とコメント。続けて「今日、こうやって無事に皆さんと初日を迎えることができて幸せな気持ちでいっぱいだなという感じです」と微笑んだ。
それぞれもアイドルグループに所属する3人。グループで活動する上で大変なことはあるかと聞かれた鈴木は「ケータリングとか差し入れをいただいた時にケンカになるので、毎回あみだくじで選んでいるんです。自分が食べられないものが最後に残っていると大変(笑)」と告白。
濱岸は「日向坂のメンバーは騒ぐのが大好きな人ばっかりなので、それがちょっと大変な時もあります(笑)。私も一緒に騒ぐんですけど、楽屋が騒がしいと、たまに眠たいという時もあるので、そういう時に寝るというのは難しいかもしれない(笑)」と打ち明けた。
小栗は「AKBは、マクドナルドさんの香りがするな、誰だろうと思ったら、ほとんど必ずゆきりん(柏木由紀)さんが食べています」と暴露。「みんなでシェアでいただく、みたいな。(匂いがしたら)みんな集まってきます」と微笑ましい現場の様子を明かしていた。
舞台『オッドタクシー 金剛石(ダイヤモンド)は傷つかない』は、東京・大手町三井ホールにて1月25日〜1月31日上演。大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて2月4日、5日上演。初日公演と千穐楽公演は各配信サイトにて配信も行われる。