ケンカばかりのトムとジェリーが今度は一緒にニューヨークで奇跡を起こす!?名作アニメが初の実写映画化。2月10日、金曜ロードショーで映画『トムとジェリー』が地上波初放送。
2月10日はトムとジェリーの誕生日
多才だけどお調子者でドジなネコのトムと、外見は可愛いがずる賢くて容赦ないネズミのジェリー。生き生きとしたキャラクター性が魅力で、世界中から愛される「トムとジェリー」が初めて登場したのは、80年以上も前の1940年2月10日。第1作となる短編作品『上には上がある』(原題:Puss Gets The Boot)が劇場公開された。その高い作品性で、第1作はアカデミー賞・短編アニメ賞にノミネートされ、それ以降の作品も計7回の短編アニメ賞に輝いた。
初公開された2月10日は「トムとジェリーの誕生日」として記念日に制定されている。そんな記念すべき日に金曜ロードショーで最新作の実写版が地上波初放送。子どもはもちろん大人も楽しめる、ドキドキ笑えるコメディー映画だ。
アニメーションと実写のハイブリッド映画
今作のみどころは、アニメと実写のハイブリッド。躍動感のあるアニメーションが、実写のニューヨークの街にうまく溶け込み、生き生きとした作品性を生み出している。
先に撮影された実写シーンにアニメーションを合成する形で制作。アニメーションチームは総勢29人。特にアニメーターたちは子どものころから「トムジェリシリーズ」に親しんでいたメンバーだそう。初代のアニメーターのギャグの間合いを研究しながら、作成した原画は、実に合計2万5000点以上。
また、メンバーの中には、以前にも『ロジャー・ラビット』や『SPACE JAM/スペース・ジャム』といったアニメーションと実写のハイブリッド映画を手がけたアニメーターも参加している。