ドワンゴジェイピーnewsサービス終了のお知らせ

三宅健が白のダブルスーツを身にまとう、劇団☆新感線らしい公演ビジュアル完成

映画・舞台 公開日:2023/01/10 5
この記事を
クリップ

2023年劇団☆新感線43周年興行・春公演 Shinkansen faces Shakespeare『ミナト町純情オセロ~月がとっても慕情篇~』の公演ビジュアルが完成した。




部下イアーゴの計略によって破滅へと突き動かされる軍人オセロと妻デズデモーナを描いたシェイクスピアの四大悲劇の一つ『オセロー』。2011年、人間の本質となる喜怒哀楽を綴ったこの物語を、人間の業を暴き晒し出すセリフの魔術師・青木豪の翻案・書き下ろしにより劇団☆新感線としては異色の、“いのうえ歌舞伎”でもなく、“ネタモノ”でもなく、“Rシリーズ”でもない『港町純情オセロ』として上演した。


戦前・戦中の関西らしき場所にある港町を舞台に、混沌とした時代に生きるチンピラヤクザたちの人情悲喜劇に大胆に翻案された本作は、新感線主宰・演出のいのうえひでのりによるダイナミックな演出で新たな産声を上げ、より深く感情ほとばしる作品として、観客の心を強く揺さぶり大きな話題を呼んだ。


そして2023年、『ミナト町純情オセロ~月がとっても慕情篇~』として12年ぶりに甦ります。物語の舞台を、戦後のアメリカ文化が流れ込んできたポップな時代に改めて書き直し、装いを新たに上演する。常に新作を発表している新感線として、数少ない再演作品となる本作。がっぷり“芝居”に向き合った、奥深い人間ドラマに期待が高まる。


この度、オセロを演じる三宅健をはじめとするキャストたちが集結、昭和の活気や勢いが感じられるクラッシックかつ新感線らしいビジュアルが完成した。


本作の主人公オセロを演じるのは、ドラマや映画など映像作品はもちろん、数多くの舞台に出演、近年は朗読劇への初挑戦や、初のソロコンサートなど様々なことに挑み続ける三宅健。初演で劇団員の橋本じゅんが演じた泥臭いヤクザの組長を、一本気で純情な、「愛」に生きるヤクザ者として演じる。


オセロの美しい妻・モナには、ドラマ・映画・舞台で役者として幅広い作品に出演し、作家としても活躍する松井玲奈、知らず知らずのうちにオセロを追い詰める悪計に加担する事になるオセロの部下・汐見丈には、舞台を中心にミュージカルからストレートプレイに数多く出演する寺西拓人。劇団☆新感線初参加となるフレッシュで豪華なキャストたちに注目だ。さらに劇団員からは、粟根まこと高田聖子が登板。フレッシュな面々を支えるふたりの役どころにも期待が高まる。


そしてこの度、数多くのマフィア映画に出演してきたアル・パチーノを想起させる白のダブルスーツを身にまとった三宅を中心にキャストが集う、レトロでクラッシックかつ新感線らしい仕上がりとなった公演ビジュアルが完成した。『ミナト町純情オセロ』は「新感線流、任侠シェイクスピア」ということで、往年の任侠映画やアメリカのギャング映画のビジュアルエッセンスを盛り込み、昭和40年代頃の活気や勢いを感じさせる雰囲気となっている。悲劇ではあれど、新感線ならではの歌って・踊って・笑える要素も盛りだくさん、とっつきにくいなんて言わせない。これぞ新感線流任侠シェイクスピア。『ミナト町純情オセロ』が、2023年春ダイナミックに誕生する。


1/2ページ

KEYWORD

注目のキーワード

TREND

トレンド

PRESENT

読者プレゼント