横浜流星、怒り・悲しみを「自分の中で大事に」TAMA映画賞・最優秀新進男優賞を受賞

映画・舞台 公開日:2022/11/26 8
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俳優の横浜流星が26日、東京・パルテノン多摩にて開催された「第14回TAMA映画賞授賞式」に出席。最優秀新進男優賞を受賞した。


TAMA映画賞は、2009年にスタートし、前年10月から当年9月に一般劇場で公開される作品及び監督・キャスト・スタッフを対象に、市民ボランティアの実行委員が選考している。「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰したもの。





横浜は、『流浪の月』での演技で、俳優としての底知れぬスケールを感じさせたとして最優秀新進男優賞を受賞。トロフィーを受け取ると、「自分が好きな原作、『流浪の月』の映画化に携わることができたこと、その中で大きな挑戦ができた、とても自分の中で大事な作品なので、こういった素敵な賞をいただけて非常にうれしく思います」と喜びを噛み締めた。


『流浪の月』は、2020年本屋大賞を受賞し、同年の年間ベストセラー1位(日販単行本フィクション部門、トーハン単行本文芸書部門)に輝いた凪良ゆうによる傑作小説が原作。誘拐事件の“被害女児”となり、広く世間に名前を知られることになった女性・家内更紗を広瀬すず、その事件の“加害者”とされた当時19歳の青年・佐伯文を松坂桃李、事件から15年経った現在の更紗の恋人・亮を横浜が演じた。


亮という人物について横浜は「本当に挑戦的な役で、更紗と文に影響を与えなければいけないし、見ている方にも不快感、嫌悪感を与えなければいけない役」と表現。「撮影中は悩みながらも、でも監督を信じて亮として生きて、なんとか乗り越えられた気がします」と続けた。


闇の深い役柄を演じることで、撮影期間はつらくなったこともあったそうで、「幸せなシーンは最初の冒頭のシーンだけで、後はもうつらいシーンしかなくて」と告白。「亮は更紗を本気で愛しているんですけど、不器用なやつで。どんどんどんどん心の距離が離れていってしまう心の怒り、悲しみっていうのは、自分の中で大事に作っていこうと思いました」と振り返った


今後の目標を聞かれると、「僕がやるべきことは、一つ一つ目の前のことをやること。皆様の心に残る作品を届けられるように、一つ一つ目の前にあることを頑張っていきたいなと思います」とコメント。続けて「来年にも長年の付き合いの監督作品の『ヴィレッジ』だったり、『春に散る』が控えているので、その2作品もとても挑戦的な作品ですので、たくさんの方に届けばいいなと思います」と、2023年公開予定の2作品をアピールし、「『ヴィレッジ』に関してはたくさんの方に届き、今は亡き河村(光庸)プロデューサーに良い報告ができればいいなと思っております」と2022年6月に亡くなったプロデューサーの河村光庸さんへの思いを口にした。


「第14回TAMA映画賞」受賞作品・受賞者一覧は以下の通り。


【最優秀作品賞】

LOVE LIFE』(深田晃司監督、及びスタッフ・キャスト一同)

『ハケンアニメ!』(吉野耕平監督、及びスタッフ・キャスト一同)

【特別賞】

芦田愛菜宮本信子、及びスタッフ・キャスト一同  (『メタモルフォーゼの縁側』)

小林啓一監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『恋は光』)

【最優秀男優賞】

佐藤二朗(『さがす』『truth 姦しき弔いの果て』『バイオレンスアクション』)

松坂桃李 (『流浪の月』)

【最優秀女優賞】

倍賞千恵子 (『PLAN 75』)

広瀬すず (『流浪の月』)

【最優秀新進監督賞】

片山慎三監督 (『さがす』)

森井勇佑監督 (『こちらあみ子』)

【最優秀新進男優賞】

磯村勇斗 (『ビリーバーズ』『PLAN 75』『異動辞令は音楽隊!』『さかなのこ』『前科者』『彼女が好きなものは』ほか)

横浜流星 (『流浪の月』『アキラとあきら』『嘘喰い』『あなたの番です 劇場版』『DIVOC-12』)

【最優秀新進女優賞】

河合優実 (『PLAN 75』『愛なのに』『ちょっと思い出しただけ』『女子高生に殺されたい』『百花』『冬薔薇』ほか)

伊東蒼 (『さがす』『恋は光』『MIRRORLIAR FILMS Season4』)


※本記事は掲載時点の情報です。

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