<眞島秀和 コメント>
――1か月の稽古を経て、いよいよ初日を迎えるにあたっての手応え
今まで経験してきたどの稽古よりも、あっという間の一ヵ月でした。手応えなんてありません。不安でいっぱいです。
――稽古中の印象的な出来事など
岩松さんの稽古は何度も返すとは聞いてましたが、その通りでした。その何度も返すことで、短期間でキャラクターが立体的になった気がします。
――ご自身としての見所
自分の見所はわかりません。女性陣の熱演が、おもしろく、せつないと思います。
――公演を楽しみにしているお客様へメッセージ
岩松さんの脚本に、演者一同この一ヵ月稽古に励んできました。何かがお客様に伝わることを祈ってがんばります。
<吉高由里子 コメント>
――1か月の稽古を経て、いよいよ初日を迎えるにあたっての手応え
手応えどころか、もう始まっちゃうの!?というソワソワ感のほうが大きいです。
――稽古中の印象的な出来事など
一度、伊勢志摩さんの奇跡的な言い間違いがあって、何度やってもまだその場面になると思い出して笑うの堪えて必死です。
――ご自身としての見所
岩松さんワールド!!!
――公演を楽しみにしているお客様へメッセージ
怯えながらやってます。1日1日無事に終わるように祈りながらやってます。皆様のそのチケットが嬉しい時間の引換券になるよう頑張ります!
<秋山菜津子 コメント>
――1か月の稽古を経て、いよいよ初日を迎えるにあたっての手応え
1ヶ月…あっという間でしたね。“手応え”とかあまり考えたことはありませんが、観て下さった皆様が、それこそ“手応え”みたいなものを感じて下さればいいなと思っております。
――稽古中の印象的な出来事など
吉高さんと岩松さんのやりとり。“おもしろ攻防戦”みたいなのが、楽しかったです。
――ご自身としての見所
見所は…色々です。お楽しみに。
――公演を楽しみにしているお客様へメッセージ
観客の皆様がいらっしゃるからこそ舞台は成り立ちます。劇場でお待ちしております!
【あらすじ】
新作映画のクランインのため、世間から隔絶された場所でリハーサルを行っている監督と女優たち。1年前にクランクインするはずだったこの映画は、一人の新人女優・堀美晴の突然の死で延期されていたのだった。堀美晴の死は事故だったのか、あるいは誰かに殺されたのか?真相はわからないままだった。
監督の並之木顕之(眞島秀和)は、堀美晴の死=スキャンダルを乗り越え、何とかこの映画を成功させるべく、準備を進めようとするが、主演女優の羽田ゆずる(秋山菜津子)をはじめ、ベテラン女優の鈴木弥生(伊勢志摩)、若手女優の宮城真里(石橋穂乃香)、マネージャーの山根たず子(富山えり子)、女たちのそれぞれの思惑と、遅々として進まない進行状況に、悩まされている。
そんな中、新たにこの作品に参加して来た女優、ジュン(吉高由里子)が徐々に存在感を増してゆき、並之木もだんだんと彼女に惹かれてゆく。そして、ジュンの存在感が増すごとに、堀美晴の死が映画の撮影現場に暗い影を落とし、やがて暴かれた真実によって事態は大きくうねり始める―――。
【撮影:宮川舞子】