黒柳徹子のライフワーク『ハロルドとモード』Sexy Zone佐藤勝利と初共演

映画・舞台 公開日:2022/07/04 3
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1971年にアメリカで公開された映画『ハロルドとモード』は、ブラックユーモアを随所にちりばめながら、年齢差のあるちょっと変わった二人のラブストーリーと生きることの楽しさをコメディータッチに描き、世界中で熱狂的な支持を得た作品。ジャン=ルイ・バローの演出により、妻のマドレーヌ・ルノーがモードを演じ舞台化された後、1977年には同じくバローの劇団の来日公演が上演された。その後も、ストレートプレイからドラマリーディング、ミュージカルと、キャストや上演形態を変え幾度となく上演され続けており、映画の公開から約半世紀経った現在に至っても多くのファンを魅了している。


この『ハロルドとモード』が、2020年9月に、これまで数多くの舞台作品の脚本・翻訳・演出を手掛けてきたG2によって新たに脚本が書き下ろされ、朗読劇として上演。簡素なセットで役者が台本を読み上げるというものではなく、舞台セット、衣裳、照明、ピアノの生演奏など意匠を凝らし、朗読劇という枠組みを超えた作品創りで話題となり、好評を博した。

 

今作で、79歳のチャーミングな女性モードを演じるのは、長きにわたり海外コメディ・シリーズで主演を務めてきた黒柳徹子。本作は、1977年の来日公演を観劇して以来かねてより出演を熱望していた作品で、2020年の公演で長年の夢を実現させました。「芝居が終わった後も泣き続けていた。喜劇であっても最後には泣くことがある」と語る黒柳自身のライフワーク公演として、今年で3年目の上演となる。


黒柳演じるモードに恋する19歳のやんちゃな少年ハロルドを演じるのは、2020年公演の生田斗真、2021年公演のジャニ―ズWEST藤井流星からのバトンを受け継ぎ、昨年上演された『ブライトン・ビーチ回顧録』で初めてストレートプレイに挑み好評を博したSexy Zone佐藤勝利。本作で黒柳と初共演を果たす。


更に、北乃きい、文学座の林田一高近藤芳正常盤貴子と若手からベテランまで豪華キャストが顔を揃え、型破りな二人の生き様と恋模様をお送りします。3年目の公演となる本作にどうぞご期待いただきたい。


■上演台本・演出:G2コメント

徹子さんの「どうしても『ハロルドとモード』をやりたい」という熱意に共感し、一昨年、朗読劇としての台本も私が新たに書きおろし「今までにない朗読劇を」のスローガンのもと上演しました。たくさんのお客さまに楽しんで頂きましたが、「朗読劇ではなく、普通の芝居を見ているようだった」という感想が圧倒的に多かったのが印象的でした。また私自身、徹子さんの演じたモードがあまりにもキュートすぎて完全に心を奪われてしまうという事件も起きました。

そして今年で早や3回目を迎え、徹子さんの「この作品をライフワークにする」という意気込みの本気度をひしひしと感じ受けとめています。今年も佐藤勝利くん常盤貴子さんなど本当に素敵な俳優さんに集まっていただきました。初志をしっかり貫きながらもより新鮮にを念頭に、今年もキュートな舞台装置、グラマラスな衣装、ハートフルな音楽、そして何よりも才能溢れる俳優たちの息の合ったやりとり、ちょっぴりブラックなジョークの連発に大いに笑っていただき、そして最後は……。

人間や人生についてピュアに感じることができる舞台、生きている素晴らしさを実感できる時間をお過ごし頂けるはず。


■黒柳徹子コメント

今年もご好評につき、朗読劇『ハロルドとモード』をやらせていただくことになりました。朗読劇は私にとって初めてと言っていい経験でしたが、皆さまの想像力をいっぱいにさせる、素晴らしいものだと知りました。装置がなくとも、動きがなくても、皆さまの想像力がそれをはるかに上回るとわかったのです。おもしろいお婆さんモードと、孤独で「人生死んだ方がまし」と考えている中で、モードに出会い心を許していく青年ハロルドとのラブストーリーです。

今回のハロルド役は、Sexy Zoneの佐藤勝利さんにお願いいたしました。共演者は、北乃きいさん、林田一高さん、近藤芳正さん、常盤貴子さんです。皆さんと共演できること、とても嬉しく、すごく楽しみにしています。

私が、『ハロルドとモード』の舞台を最初に見たのは、1977年。モードを演じたのは、フランスの名優ジャン=ルイ・バローの奥さんのマドレーヌ・ルノーでした。その後、文学座の先輩でもあった長岡輝子さんの舞台も見ましたが、笑いと涙が交錯してとっても印象的でした。その頃からモードを演じてみたいと思っていました。是非、ご覧ください。お待ちしています。それでは、その時に!


■佐藤勝利(Sexy Zone)コメント

演劇は好きなのですが、演劇的なセットや動きがなく、声だけでその人物を表現する “朗読劇”は初めての挑戦です。自分にとって声だけでその人物を表現出来るということは、お芝居をする上である種の最終形のように思うので、大きな動きがない“朗読劇”という舞台は、新たな自分の表現を探す貴重なきっかけをいただけたと思います。

そして今回黒柳徹子さんとご一緒させていただけると伺い、小学生の頃に毎朝、担任の先生が黒柳さんの書かれた「窓ぎわのトットちゃん」を朗読してくれた記憶が鮮明に蘇ってきました。当時先生の声を聞き、トットちゃんがどんな子でどういう風景を見ていたのだろうか、といったことを想像し、素敵な生き方だなぁと思いました。作品自体が魅力的だったのは勿論、今思えば、朗読によって想像力を掻きたてられた初めての経験でした。

今でも僕の心に残っている、その朗読。

本作でも記憶に残るような朗読劇をお届け出来ればと思っています。

※本記事は掲載時点の情報です。

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