『ホリック xxxHOLiC』映画公開まで10年の裏側、ラストは「最初から決まっていた」

映画・舞台 公開日:2022/06/03 18
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映画『ホリック xxxHOLiC』(監督:蜷川実花)が4月29日より全国にて絶賛公開中だ。

原作は、累計1400万部を突破している創作集団・CLAMPの伝説的大ヒットコミック。『ヘルタースケルター』『Dinerダイナー』の蜷川実花監督が、艶やかで華やかな圧巻ビジュアルで、今回初の実写映画化に挑む。

 

人の心の闇に寄り憑くアヤカシが視えることで孤独に生きてきた高校生:四月一日(神木隆之介)が、対価と引き換えにどんな願いも叶えてくれる【ミセ】(店)に迷い込み、ミセの女主人・侑子(柴咲コウ)と出会うことで、不思議な運命に足を踏み入れていく様子が描かれている本作。


蜷川実花監督の描き出す美しい映像世界と、神木隆之介、柴咲コウ、松村北斗玉城ティナ磯村勇斗吉岡里帆という豪華キャストの共演が話題の本作。その美しい世界をスクリーンで体験した人の「圧倒的映像美!」「映像や衣装がきれいだった!」「最高でした!」など衝撃を受けた感想が続出しており、公開後もその勢いが止まらない。

 

大人気コミックの「xxxHOLiC」の映画化が進みだしたのは、いまから10年程前のこと。「19巻ある原作を2時間にまとめるのに苦労した」と蜷川監督が語るほど、脚本に多くの時間を費やしたそうで、本作のプロデューサーである宇田さんは「実は映画のラストシーンが最初から決まっていたんです。 “あのシーン”こそが、蜷川さんが一番やりたいことでもあったので、その結末にたどりつくまでに、どういう脚本にしたらいいか、ああでもないこうでもない…と10年かかりました」と当時の苦労を明かした。



原作者であるCLAMPの編集担当・桂田さんは「脚本を何十本と頂きましたよね。CLAMP先生の場合、メディア展開する作品については、がっつりと制作に入るか、完全にお任せするかの二択で、今回は後者でした。クリエイターの方が原作のどこかしらに魅力を感じ、そのうえでご自身の作りたいものがあってオファーをしてくださっていると思うので、一度お任せすると決めた以上、口出しされることは一切ないですね。作り手側の意図を尊重して、どういうものが出来上がるのかを純粋に楽しみにしていらっしゃいます」と明かした。


また蜷川監督が本作に込めたメッセージについて宇田プロデューサーは「蜷川さんは『xxxHOLiC』のメッセージ性にも強く共感していました。若い世代の方たちが特異性を持たないといけない、自分らしさがなくてはいけない、という生きづらさをすごく感じてしまっているのではないかと話していて、そのままで大丈夫だよって伝えたいと話してたのは印象的です。。また『未来を選択していくのは自分である』と、侑子さんの『願いを叶えるには対価が必要』というセリフに共感したそうです。少し厳しく聞こえるかもですが、根底には母的な愛情あふれている。そんなメッセージが込められています」と語った。


最後に蜷川監督とCLAMP先生の似ているところとして編集担当は「判断が早い!」と共通点を明かし、宇田プロデューサーは「どこか侑子さんにも似ているかもしれない」と教えてくれた。


蜷川実花監督の最新作『ホリック xxxHOLiC』は絶賛公開中。

配給:松竹 アスミック・エース 

©2022映画「ホリック」製作委員会 ⓒCLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社 

※本記事は掲載時点の情報です。

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