井上小百合、芸能活動の原点は母の教え「今の自分は今しかない」

映画・舞台 公開日:2022/07/01 11
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母の教え「今の自分は今しかない」


──今作では「やり残したことがないように過ごしなさい」というところから子どもたちの映画撮影が始まりますが、井上さんご自身はやり残したこと、後悔していることはありますか?


自分が芸能活動を始めたいと言った時、唯一賛成してくれたのが母親でした。母が応援してくれたから今の自分があると思っています。高校卒業のタイミングで「大学に進学して就職する」か「先は見えないけど芸能界でやっていく」か、すごく悩んだ時期があったんです。私は福祉のお仕事に就きたいと思って、大学の見学に行ったりもしていたんですが、母親に相談したら「今しかできないことをやったほうがいいよ、今の自分は今しかないから」と言われて。それで芸能界を続けることが出来ました。その選択は今も後悔していないです。


後悔といえば、学校生活はちゃんと送っておけばよかった。修学旅行とか文化祭とか運動会とか、今思えば「その時にしかできないこと」だったので、ちゃんと行っておけばよかったです。体が弱かったということもあったけど、ほとんどは芸能活動で仕事と被ってしまってどうしても行けなくて。その時は仕事がやりたかったから楽しいと思っていたんですけど、「両方頑張る方法はなかったのか」とあの時の自分に言いたいと思うことはあります。


──ありがとうございました。最後に作品を楽しみにしている方にメッセージをお願いします。


埼玉が舞台になっている作品なので、埼玉の魅力を全国に発信できたらと思っています。出演者の皆さんも埼玉出身の方が多くて、同じ地域で育ってきた人たちが東京で再会してまた地元で仕事ができるという感覚がとてもうれしかったので、自分にとっても大事な方々との出会い、作品との出会いになりました。


コロナ禍を通して次の時代を作っていくはずの若い世代の人たちが、今かなり生きづらくなっているように感じて、胸が痛くなることが度々ありました。そんな若い世代の人たちにこの作品を見ていただき、自分の好きなものや憧れているものを大事にする気持ちをしっかりと持っていてほしい、、、、。そんなメッセージも含まれていると思っています。


夢を諦めてしまいそうな大人たちや、壁にぶつかっている大人たちが見て心に響く作品です。子どもを持つ親の皆さんにとっても、子どもへの接し方が学べるような物語になっていると思います。本当に老若男女問わず胸に刺さる作品になっていますので、ぜひ多くの皆さんにご覧いただきたいです。



取材・文・撮影:山田健史


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※本記事は掲載時点の情報です。

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