井上小百合、芸能活動の原点は母の教え「今の自分は今しかない」

映画・舞台 公開日:2022/07/01 9
この記事を
クリップ

女優の井上小百合が、地元・埼玉を舞台に描かれる映画『ラストサマーウォーズ』に出演している。


7月1日より全国順次公開される同作は、内気な小学6年生の男の子が好きな女の子のため、仲間を集めて自主映画を撮り始める青春物語。

子どもたちを見守る担任教師・土方先生を演じる井上に同作の見どころを語ってもらう共に、彼女の“やり残したこと”を尋ねると、芸能活動の原点となった母親との思い出を聞くことができた。

大人たちを通して「“自分の在り方”を教えられた」


──今回が初の映画ということですが、出演が決まった時の感想をお聞かせください。


素直にうれしかったです。地元の埼玉で撮影できるということも、私にとってすごく思い入れが強くなる映画になりそうだなと感じました。


──脚本を読んだときの印象はいかがでしたか?


コロナ禍で自分のやりたいことや夢を諦めざるを得なくなった人たちがたくさんいらっしゃった中で、自分の中の「好き」を大事にする気持ちの重要性をすごく感じた作品で、そこに感銘を受けました。


──作品を通して、井上さんにとってどんな学びがありましたか?


夢や憧れに対して、まっすぐに突き進む子どもたちの姿がとてもキラキラしている素敵な作品です。そして、その周りにいる大人たちの在り方というものも教えてくれる作品だと思いました。


私がこの世界を目指そうとした当初は、反対する大人たちが多かったんです。もちろん今は「私のことを思って言ってくれていたんだ」と理解できるようになりましたが、ただその一方で、大人たちが子どもを信じて自由にさせていたら、もしかしたら当時の自分も、もう少し違う行動ができたかもしれない、と思うこともあります。この作品は、楽しめる作品というだけではなく、“大人の在り方”を教えてくれる、深みのある作品だとも感じています。


──教師という役どころは演じてみていかがでしたか?


最初は子どもたちとの距離感をどうつかんでいくか戸惑いもありました。でも、子どもたちも緊張していたので、まずは好きなテレビ番組など身近な会話から始めていきました。


監督は以前、塾講師をしていた経験があるそうなんです。どういうふうに子どもと接したら距離が縮まるかを一緒に考えながら、アドバイスをくださったので、撮影を終える頃には子どもたちととても仲良くなることができました。役としてだけでなく、本当に先生と生徒のような関係を築けたような気がして、とても楽しかったですね。


──演じる上で、特に意識したのはどんなことですか?


自然体でいることを心掛けました。私の演じた役柄はまだ2年目で若手の教師ということもあって、仕事に馴染めてない感じやドジなところがあったので「先生だから」とカッチリしすぎず、作り込まないようにしていました。

1/3ページ

この記事の画像一覧 (全 9件)