映画『ウェディング・ハイ』初日舞台挨拶が12日、都内で開催され、主演の篠原涼子をはじめ、中村倫也、関水渚、岩田剛典、皆川猿時、高橋克実、大九明子監督が登壇した。
本作は、芸人、タレントとして活躍するバカリズムのオリジナル脚本を、映画『私をくいとめて』などの大久明子監督が映画化。ウェディングプランナーの中越真帆(篠原)が、カップルたちが次々に要求する無理難題に応えていく姿をコミカルに描いた群像劇。
この日初日を迎えた映画。主演の篠原が「いかがでしたでしょうか?」と客席に呼びかけると大きな拍手が巻き起こる。安堵した表情を見せた篠原のあとに続いた中村も「いかがだったでしょうか?」と篠原の声色を真似るように呼びかけ再度大きな拍手が起こると「欲しがってみました」と笑う。
また、映画の見どころを聞かれた篠原が、一生懸命説明するも、やや“見どころ”とは違うトークが展開し、中村は大爆笑。篠原から「なんで笑うんだよ!」と突っ込まれると、中村はやさしく「見どころね」と導くなど、終始和やかな雰囲気でイベントは進んだ。
さらに前回のイベントでも話題になった岩田の“お尻”について話が及ぶと、中村は「なんでこの役受けたの?」と素朴な疑問を投げかける。岩田は「新境地かもしれませんね」と苦笑いを浮かべると「監督のディレクションが予想外すぎて、自分でも映画を観て、自分の姿に笑っちゃいました」と語っていた。
その後、この日が大安吉日にちなみ、あいうえお作文で話を繋ぐコーナーになると、中村は大安の「あん」で文を作ることに。フリップに「アンシャンテ」と書いた中村は「フランス語でごきげんようって意味ですね」と説明するが、真意を問われると「なんで僕だけ2文字なんですかね。アンで始まる言葉……僕は帰国子女なのでこの言葉しか知らないんです」とボケる。そんななか、吉日の「じ」を担当した岩田が「自由奔放に」と書き、その理由について「僕が劇中で演じたキャラクター(新婦の元カレの裕也)が自由な役だったので、それになぞらえました」と説明すると、中村は「ちゃんとしてるな……」とつぶやくと、しっかりとした岩田の発言に温かいまなざしを向けていた。