マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が、公開からわずか12日間で全世界興行収入10億ドル突破の爆発的大ヒットとなっている。
本作は、トム・ホランドが主演する『スパイダーマン:ホームカミング』から続く3部作の完結編。
予告映像で明らかとなった、2002年に始まったトビー・マグワイア主演『スパイダーマン』シリーズや、2012年より始まったアンドリュー・ガーフィールド主演『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのヴィランたちが、次元を飛び越え集結するという前代未聞の展開は、ファンの間でたちまち話題となった。
日本語吹替版でトム演じるピーター・パーカー=スパイダーマンの声優を務める榎木淳弥に、本作の魅力や声優として大切にしている信念を聞いた。
ピーター・パーカー役 今後も「やり続けたい」
──『スパイダーマン:ホームカミング』から続く3部作の完結編となる本作ですが、2016年公開の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で初登場して以降、ピーター・パーカーの吹き替えを務め続けてきた立場として心境はいかがでしたか。
ずいぶん長いことやらせていただいていたんだなと。あまり実感がなく、もう5年もやっていたのかという感覚です。僕としては今後もシリーズが続くならやり続けたいですし、トム・ホランドさんにもずっとやっていってほしいなという気持ちがあります。
──『シビル・ウォー』での初登場以降、ピーターの吹き替えで変化していったことはありますか。
基本的には俳優さんのプランに沿わないといけないので、僕がどうこうということはないですね。ただ、トム・ホランドさんが大人になっていくにつれて、軽く高い声からすごむ時の低い声まで幅が広がっていったような感覚はあります。
──本作では過去作のヴィランがMCUの枠を越えて集結しますが、今後のシリーズ作品にどんな展開を期待しますか?
MJとの恋愛ももっと見てみたいですし、もっと強そうな巨大な敵と戦うところも見たいですね。もう宇宙人とも戦ったし、戦い尽くした感もありますけど(笑)。