フランス・イタリア合作アニメーション映画『シチリアを征服したクマ王国の物語』(2022年1月14日より新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほか全国順次)。このたび、日本語吹き替え版で驚きの3役を演じ分けた伊藤沙莉の日本語吹き替えシーンが解禁となった。
今回解禁された映像で伊藤が演じるのは、クマ王国の王様レオンスの最愛の息子・トニオ、柄本佑演じるジェデオンとタッグを組んだ語り部の少女・アルメリーナ、そしてクマ王国の物語の中で破滅へと突き進む者たちの過ちや弱さを嗅ぎ分ける聡明で勇敢な女性・アルメリーナ。キャラクターが全く違う3役を見事に演じ分けた。
実写の他にもナレーションやアニメ声優としても高い評価を得る伊藤沙莉。今回は年齢も性別も違うキャラクター3役。明確なセリフが少ない一方で笑い声や息遣いで子トニオの天真爛漫な性格を表現。また語り部・アルメリーナを演じるときには、ジェデオンを演じた柄本佑と呼吸を合わせ、前に出たりひいたり、物語をより盛り上げて見るものの期待感を煽る。
そして劇中のアルメリーナは堕落へ向かうクマたちの抑止力ともなる芯の強い女性。他の2役とは違う大人の女性だ。トニオを叱りつけるセリフには説得力と迫力が込められている。セリフだけではない細やかに作り上げられた演技でキャラクターのニュアンスまで表現し、まさにカメレオン女優としての本領を発揮している。
▼『シチリアを征服したクマ王国の物語』日本語吹替版【伊藤沙莉 編】本編映像解禁
<あらすじ>
とおいむかし、息子が猟師に連れ去られたクマ王レオンスは、仲間とともに雪山を下りて人間の街へ……。山々に囲まれたクマの里の牧歌的な風景は、サスペンスが加速するにつれ、色鮮やかに輝き出す。雪山を滑り降りるクマ軍団の躍動感!魔法使い、人喰いトロル、化け猫、古城の幽霊……。レオンスたちが立ち向かう冒険に胸踊らされ、溢れる詩情に酔わされる82分!イタリアのカフカと呼ばれるディーノ・ブッツァーティが自身で挿絵も手がけた幻想的な児童文学を、ヨーロッパのトップイラストレーター・ロレンツォ・マトッティが自身初の長編アニメーション映画として映像化。彼の中に息づく絵画や映画に影響を受けたグラフィカルな表現でダイナミックに躍動させ、観客を物語の世界に引き込んでゆく。共生の難しさと大切さを描いた物語。
■映画『シチリアを征服したクマ王国の物語』
2022年1月14日新宿武蔵野館・アップリンク吉祥寺ほか全国順次ロードショー
【日本語吹替版キャスト】柄本佑、伊藤沙莉、リリー・フランキー、加藤虎ノ介、寺島惇太、堀内賢雄
【配給】ミラクルヴォイス
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