映画『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』(12月30日公開)の完成披露試写会が22日、都内で行われ、主演の松本潤のほか、香川照之、杉咲花、片桐仁、馬場園梓、西島秀俊、道枝駿佑、蒔田彩珠、メガホンをとった木村ひさし監督が出席した。
TBS系で2016年と2018年に放送された連続ドラマの映画版。松本演じる超型破りな弁護士・深山が、個性豊かな弁護士たちとともに99.9%逆転不可能な刑事事件に挑んでいくストーリー。映画版では15年前に起きた毒物ワイン事件の真相を暴いていく。
公開を1週間後に控え、松本は「いよいよ」とにっこり。「私事ですが昨年末で嵐を休止して2021年に入ってちょっとゆっくりして、リスタートの一発目としてこの作品ができて嬉しいし、ありがたい。現場で『おかえり』と言ってもらえるような、みんなでもう一回面白いものを作ろうというリスタートで出来たのは僕にとってよかった」としみじみと語った。
本作3人目のヒロインを演じた杉咲は「もともと一視聴者として楽しませてもらった作品に参加できて嬉しい。みなさんに見ていただけるのが楽しみです。どんな風に自分のキャラを見てもらえるのか、緊張感があります」と語った。
西島は、深山の前に現れる謎の弁護士役で松本とは初共演となる。松本が「この作品は笑いに包まれるポップな作品ですが、映画らしい仕上がりになったのは西島さんのおかげ。感謝しています。さすがだなって」と頭を下げた。すると香川も「我々がじゃれているのを西島さんがビシッとぶった切って本筋に戻してくれた」と明かし、「大変でした?」と聞くと西島は「正直、ものすごく大変でした!」とぶっちゃけ。続けて西島は「木村監督とは何本かやっていますがこの作品はまったくの異質。監督もですが俳優のみなさんがアドリブをどんどん出して面白くしているので、現場のダイナミックな感じが刺激的で楽しい経験だった」と振り返った。