『ひらいて』山田杏奈 作間龍斗ら5人のインタビュー映像解禁「愛の暴力性に圧倒された」

映画・舞台 公開日:2021/11/06 2
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映画『ひらいて』から、山田杏奈作間龍斗芋生悠・首藤凜・綿矢りさのインタビュー映像が解禁された。




女性から圧倒的な支持を得る芥川賞作家・綿矢りさが、高校生の思いつめた恋心、暴走する想いを描き、人間の根源的な愛を問う文芸少女のバイブルとなった小説『ひらいて』が、弱冠26歳・新進気鋭の若手監督・首藤凜による脚本・監督にて映画化。学校でも優等生でビジュアルも良く人気者の「愛」。恐れを知らない彼女の熱い恋心は、彼の「恋人」にまで向けられ、物語は三角関係だけにとどまらない方向へと進んでいく・・・。エキセントリックでありながらも切実な純愛を描き、いかなる恋愛映画も及ばなかった境地に行き着く、青春映画の系譜を飛び越えた本作。この新感覚・乱反射する少女たちの切実で、熱く、ゆがんだ恋物語が全国絶賛公開中だ。


この度、主演の山田杏奈、作間龍斗、芋生悠、監督の首藤凜、さらに原作者の綿矢りさを含めた5人のキャスト・スタッフのインタビュー映像が一挙解禁。撮影当初から、自らが演じる愛の傲慢で利己的な人格について理解できないと話していた山田。「愛のパワフルさというか、暴力性みたいなものに圧倒されてしまった。10代の時のヒリヒリした感じ、自分でも訳わからないまま行動するみたいな感じがすごく伝わってきました」と脚本を読んだ最初の印象を語る。さらに、たとえ役の作間について「届きそうで届かない雰囲気があった」と、役と重なる印象を明かしている。


また、本作で本格的な映画出演が初となった作間は、劇中での愛との関係性について「自分の人生でも怒る事があまりないので、“人生初怒り”で怒り方がわからなかった」と撮影中の苦労について語っている。そんな作間の芝居について、想像していたたとえより優しいたとえになったと話す首藤監督。さらに、劇中のでたとえの立ち振る舞いについては「私が演出しようと思ってもできなかったと思う」と、作間本人の中から滲み出るたとえらしさを明かすエピソードも。


美雪役の芋生のじっくり時間をかけて臨んだ丁寧な役作り、原作者の綿矢が楽しめたと語る、原作にはない映画ならではのポイントも。SNSで「愛と自分を重ねてしまう」と共感する声や「感情揺さぶられすぎて眠れない」「こわい・・けど美しい」と話題沸騰の本作。ぜひ本編と合わせてご覧いただきたい。


▼山田杏奈 インタビュー映像


▼作間龍斗 インタビュー映像



【あらすじ】

高校3年生の愛(山田杏奈)は、成績優秀、明るくて校内では人気者。そんな彼女は、同じクラスの“たとえ”にずっと片思いをしている。彼はクラスでも目立たず、教室でもひっそりと過ごす地味なタイプの男子。だが寡黙さの中にある聡明さと、どことなく謎めいた影を持つたとえに、愛はずっと惹かれていた。自分だけが彼の魅力を知っていると思っていた。


しかし、彼が学校で誰かからの手紙を大事そうに読んでいる姿を偶然見てしまった事で事態は一変する。「たとえに、恋人がいるのではないかー」その疑惑がぬぐいきれず、愛はある夜、悪友たちと学校に忍び込み、その手紙を盗んでしまう。手紙の差出人は、糖尿病の持病を抱える地味な少女・美雪。その時、愛は、初めてふたりが密かに付き合っていることを知るのだった。それが病気がちで目立たない美雪(芋生悠)だとわかった時、いいようのない悔しさと心が張り裂けそうな想いが彼女を動かしたー。「もう、爆発しそうー」愛は美雪に近づいていく。誰も、想像しなかったカタチで・・・。


■『ひらいて』

全国絶賛公開中
出演:山田杏奈
作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.) 芋生悠
山本浩司 河井青葉 木下あかり
板谷由夏 田中美佐子 萩原聖人
監督・脚本・編集:首藤凜
原作:綿矢りさ『ひらいて』(新潮文庫刊)
主題歌:大森靖子『ひらいて』(avex trax)
製作:「ひらいて」製作委員会
配給:ショウゲート


©綿矢りさ・新潮社/「ひらいて」製作委員会

※本記事は掲載時点の情報です。

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