佐藤健主演の映画『護られなかった者たちへ』に出演する清原果耶と倍賞美津子が、山路ふみ子映画賞をそれぞれ受賞した。
現在大ヒット公開中の『護られなかった者たちへ』。「このミステリーがすごい!」受賞作家・中山七里の傑作小説を映画化した本作は、連続殺人事件の容疑者として追われる主人公・利根役に佐藤健、彼を追う刑事・笘篠役を阿部寛が演じるほか、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都、永山瑛太、緒形直人など日本映画界最高峰の実力派キャストが集結。日本中を衝撃と感動で包み込む、第一級のヒューマン・ミステリー。
震災から10年目の仙台で発生した、連続“餓死”殺人事件。容疑者として捜査線上に浮上したのは、別の事件の刑期を終え、出所したばかりの利根という男。刑事の笘篠は利根を追い詰めていくが、決定的な証拠がつかめないまま、第3の事件が起きようとしていた――。なぜ、このような無残な殺し方をしたのか?利根の過去に何があったのか。やがて事件の裏に隠された、切なくも衝撃の真実が明らかになっていく――。
10月1日の公開後、SNSでは感動の声とともに「キャスト陣の演技が凄まじい!」「圧倒された」と演技にも話題が集まっている本作。この度、映画人の育成を図り、功績を称える目的で毎年発表されている『第44回山路ふみ子映画賞』の本年度の受賞者が発表され、清原果耶が山路ふみ子新人女優賞、倍賞美津子が山路ふみ子映画功労賞を受賞した。
清原は今年『まともじゃないのは君も一緒』、『砕け散るところを見せてあげる』、『夏への扉‐キミのいる未来へ‐』等多くの話題作に出演、現在放送中のNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』でも主演を務めるなど、目覚ましい活躍を見せている今最も注目の女優。本作では福祉保健事務所でケースワーカーとして働く円山幹子役を演じた清原。被災地で信念と現実の間で葛藤する難しい役どころに挑み、その堂々たる演技に主演の佐藤健も「10代というのが信じられない」と驚嘆。倍賞が演じたのは、震災直後の避難所で佐藤健演じる主人公・利根と出会う女性・遠島けい。親の愛を知らず孤独に育った利根を無償の愛で包み込み、いつしか利根にとって本物の母親のような存在となっていく“けい”を圧巻の演技で魅せている。贈呈式は11月26日(金)に一ツ橋ホールにて行われる予定。
■映画『護られなかった者たちへ』
大ヒット公開中
出演:佐藤健 阿部寛 清原果耶 林遣都 永山瑛太 緒形直人 吉岡秀隆 倍賞美津子
主題歌:桑田佳祐『月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)』(タイシタレーベル/ビクターエンタテインメント)
配給:松竹
©2021映画『護られなかった者たちへ』製作委員会