松村沙友理「この役に巡りあえてよかった」苦悩するも“成長”を実感

映画・舞台 公開日:2021/10/19 1
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映画ずっと独身でいるつもり?』完成披露試写会が19日、都内で開催され、主演を務める田中みな実のほか、市川実和子松村沙友理徳永えり稲葉友ふくだももこ監督が登壇した。


『女子をこじらせて』の雨宮まみによるエッセイを『サプリ』のおかざき真里が漫画にした伝説的コミックを映画化した本作。やりがいある仕事や暮らしに充足感を得ながらも、周囲の雑音に傷つき、苦しみ、揺れる 30 代独身女性のリアルな姿を活写する。


本作が映画初主演となる田中だが「主演と言っても名ばかりです」と発言すると「これは4人の女性の物語なんです」と松村ら、他のキャストたちがそれぞれメインであることを強調する。


田中が演じたのは30代半ばの独身女性。「そういう年代の働いている女性はみな同じように思われがちですが、主人公と私は全く別です」と発言すると「私も20代後半は結婚が逃げ道と考えていた時期はありましたが、今は結婚をしたいとか、したくないというのはありません。とかく今の世の中は決めつけられしまうことが多いですが、もっと自由であっていいはずです」とキッパリ。


一方、原作にないオリジナルキャラクターを演じた松村は「私が演じた美穂ちゃんというキャラクターを理解するのが大変でした」と語ると、ふくだ監督も「いろいろ話したね」と現場で松村が苦悩していた様子を明かしていた。しかし松村は「とにかく必死で、あまりうまく説明はできませんが、美穂が成長するのと同じように、私も成長できたと思います。この役に巡りあえて良かったです」と笑顔を見せていた。


「主演なんて名ばかりです」と謙遜していた田中の発言に、ふくだ監督は「脚本の打ち合わせで最初に話したときから、自分の役に対して明確な考えを持っていました。とてもプロフェッショナルな方でした」と田中の座長としての立ち振る舞いを絶賛すると、田中も「映画の現場って監督から灰皿を投げられたりするのかと思っていたのですが、とても温かくホッコリする現場でした」とふくだ組の居心地の良さをアピール。



最後に田中は「この映画は結婚できない女性の話でも、結婚しない女性の話でもありません。人は自分の人生を選択できるんだというメッセージが詰まっています」と作品に込めた思いを語っていた。

※本記事は掲載時点の情報です。

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