佐藤健の集中力にベテラン阿部寛も絶賛、11年ぶりの共演で感じたこと

映画・舞台 公開日:2021/09/27 85
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重いテーマに向き合う覚悟

東日本大震災から10年目の宮城県を舞台に、生活保護を巡って起こった連続殺人事件の謎に迫るという本作。非常に重いテーマが内在するが、佐藤は「生活保護というシステムに対する問題点に焦点を当てている作品。僕自身そこまで生活保護に関することに詳しくなかったのですが、この作品を通してシステムの理不尽さに苦しむ人々の代弁者になれればいいのかなと思った」と題材に惹かれた理由を説明する。


一方の阿部は、「震災から10年、その現場に行かなければ届かない思いというものがあると感じました。そこを瀬々敬久監督がどういう風に描くのかということに興味があり、是非やりたいと思ったんです」とオファーを受けた理由を述べると「撮影現場では、本当に生々しい震災直後の姿が再現されていて、その場に立ったとき、考えさせられることがたくさんありました」と強く心に残る撮影だったという。


続けて阿部は「震災によって生活保護を受けざるを得ない状況になっても、みんな我慢してしまう。しかも我慢することが正しいことであるような雰囲気によって、声を上げたくても上げられなくなってしまう。こういう感覚ってある意味で日本人らしいなと思うのですが、それは違うんだということが作品のテーマになっていると思います」と作品を通して感じたことを明かす。


佐藤の生活信条は12時以降糖質をとらない!?

ギリギリまで追い詰められた人々。それでも自身のプライドをかけて譲れないことのために歯を食いしばる……そんな光景が作品のなかには出てくる。長く一線級で活躍する佐藤や阿部にも、こうした譲れないことはあるのだろうか――。


佐藤は「基本的には柔軟でいたいという思いがあるので、あまり自分自身で枷を作って、それに沿って進もうというタイプではないんですよね」と語ると「まあ、敢えて言うなら12時以降にはあまり糖質をとらないようにしていますね。とは言いつつ、そう決めていても結局は食べちゃうんですけれどね。あとはクーラーをつけっぱなしで寝ないってことぐらいかな。やっぱりこの仕事は身体が資本ですからね」と笑う。


阿部も「あまりそういうことは考えないかな。でもベストコンディションで現場に入れるようには意識して生活はしています」と体調に気をつけることが最優先だという。


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