綾野剛が弱々しくも愛情深い青年役、杉咲花らと繊細かつ強烈な存在感で演じる『楽園』

映画・舞台 公開日:2021/09/02 9
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『悪人』『怒り』など、その著作の多くが映画化されているベストセラー作家・吉田修一の「犯罪小説集」を原作にした映画『楽園』が映像配信サービスdTVで配信スタートした。




すべての発端は、とあるのどかな地方都市で起こった少女失踪事件。未解決のまま12年が経った祭りの日、同じ場所で同様の失踪事件が発生したことで、住民は大混乱に陥る。騒動の中、ある疑惑から容疑者として疑われた青年・豪士(綾野剛)。そこに居合わせたのは、12年前に失踪した少女と直前まで一緒にいた紡(杉咲花)と、親の介護のため村に戻ってきていた男・善次郎(佐藤浩市)だった。違ったかたちで事件に関わったこの3人の視点を通して、物語は展開していく。


綾野剛は弱々しくも愛情深い青年を、杉咲花は罪悪感を背負いながら生きる少女を、佐藤浩市は力強さと闇の両極を抱えた男という、それぞれがトラウマや重い過去を背負った複雑な人物像を、繊細かつ強烈な存在感で演じる表現力は必見だ。


さらに、12年前に失踪した少女の祖父に柄本明、紡に想いを寄せる幼なじみに村上虹郎、善次郎の亡き妻に石橋静河など、3人の運命を左右する人物たちを演じる重厚なキャスト陣にも注目。人間同士のぶつかりあう感情の迫力に、一瞬たりとも目が離せない。


吉田修一原作作品といえば、人間の裏側を抉り取るような心理劇、そして、謎が謎を呼ぶ奥深い構造が魅力。その世界観を、『64 ロクヨン』二部作や、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』などの名匠、瀬々敬久が監督・脚本を手掛け、オムニバス形式の原作を見事に再構築、立体化している。


登場人物すべてが闇と謎を抱える中、果たして真犯人は暴かれるのか、3人の運命が辿り着く先とは?『楽園』というタイトルが意味するものとは?予測のつかない結末をご確認いただきたい。




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■『楽園』

<作品概要>
2019年公開。ベストセラー作家・吉田修一の「犯罪小説集」の一部を、瀬々敬久が監督/脚本を手掛けて映画化したサスペンス。

<あらすじ>
青田に囲まれたY字路で発生した少女失踪事件を機に、孤独な豪士(綾野剛)と、失踪した少女の親友だった紡(杉咲花)は出会う。それから12年後、再び同じ場所で少女が行方不明に。住民に容疑者の疑いをかけられた豪士は――。一方、その場所に近い集落で暮らす善次郎(佐藤浩市)は、行き違いで周辺住民といさかいとなり孤立。次第に正気を失っていく。


作品URL:https://bit.ly/3zvheLc


(C)2019「楽園」製作委員会

※本記事は掲載時点の情報です。