菅田将暉「あんな野田さん、見たことがない」RADWIMPS野田洋次郎が役者として一皮むけた理由

映画・舞台 公開日:2021/08/01 13
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1920年から、日本映画史を飾る傑作、ヒット作の製作、配給、興行を続けてきた松竹映画は昨年 2020年に100周年を迎えた。そんな松竹映画100周年を記念した作品となる『キネマの神様』(8月6日(金)公開)は、日本映画界を代表する山田洋次監督のもと豪華キャストが集結。撮影の中断など幾多の困難を乗り越えた奇跡の作品として完成した。


本作に出演した野田洋次郎は、大人気ロックバンド・RADWIMPS の一員として音楽活動を続けながら俳優業にも挑戦している。そんな彼が本作に出演したことで俳優としての成長を実感。山田監督の俳優との距離の近さや全く衰えることのない映画に対する熱い想いが野田をさらに成長させていた。



野田が演じる若き日のテラシンは生真面目で誠実だが、女性にはめっきり不器用な性格の持ち主。そんなテラシンの持つ生真面目さという魅力と、アーティストとして普段見せる野田洋次郎とは違う、日常で見せる野田の“素朴さ”がテラシンのキャラクターに合致し本作へキャスティングされた。


野田はこの役のオファーに「大規模なドームツアーの予定が決まっていましたが、『山田作品に絶対出る』という強い思いで、なんとかスケジュール調整をしてもらいました。」と山田監督への強い思いで本作へ挑んだのだという。


そんな野田洋次郎が本作で役者として一皮むけた背景には、山田監督との意外な関係がある。例えば、音楽アーティストと映画監督という接点の少ない間柄でありながら、2人は食事へ行くほどの仲だということ。撮影前の食事会では、山田監督が映画を作り始めた頃の話や尊敬する監督についての話を語ってくれたという。また、撮影中も役柄の特徴や映画に込めた想いをシーンごとに語ってくれたそうで、定期的に山田監督とコミュニケーションを取っていたからこそ、野田は役に対する想いや理解が深まっていたのだ。


山田監督の映画愛に惹き込まれた野田は「山田監督はビジョンが明確なので、シーンごとにテラシンならこう言う、こう言わない、こうする、こうしないということを共有して下さり、自分も一個一個そこを理解して監督の解釈とどんどん掛け合わせていくような作業をしていました。初めて山田監督に演出して頂き、一緒に仕事をしましたが、本当に知るべきことを知れた現場は初めてで大変勉強になりましたね。」と俳優としての成長を実感。


菅田将暉演じる主人公ゴウの盟友であり、撮影所仲間でもある心優しき映写技師のテラシンを熱演した野田へ対し、菅田は「あんな野田さん、誰も見たことがないんですよね。いいバディー感が出せました。」と、野田と挑んだ本作のゴウとテラシンの盟友の役柄を楽しんだことを明かしている。


野田の熱演を二人一役で現代のテラシンを演じたベテラン俳優・小林稔侍も絶賛している。特に若き日のテラシンが淑子へ“写真を撮っていいか”と声をかけるシーンがお気に入りだといい「(淑子へ声をかけるシーンを観て)嬉しい気持ちがあるのと同時に、『いやあ、参ったな』と思いました。あのシーンは僕の中で最高です。野田さんが山田監督から教わった人としての言葉や接し方は俳優としてこの世界で生きる限り、一生忘れない宝になるかと思います。」と、野田が山田監督と作り上げたテラシンへ称賛の言葉を贈ったのだ。山田監督と共に作り上げた野田演じるテラシンの、“夢”に“恋”、青春時代を駆け抜く姿にぜひ注目してほしい。


“映画”を愛し続け、挫折を味わいながらも夢を追いかけたゴウが時代を越えて織り成す青春と家族のありようが描かれる温かな物語は、この時代を生きる人々にエールを贈る。かつてない苦境に直面しながらも、映画と夢を諦めることのなかった映画を愛する者たちによって完成された奇跡の映画が2021年8月6日、日本中を夢と感動に包み込む。


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■『キネマの神様』
8月6日(金)全国ロードショー
配給 :松竹
(C)2021「キネマの神様」製作委員会

※本記事は掲載時点の情報です。

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