きくちゆうきによる4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』をアニメーション映画化した『100日間生きたワニ』のオンラインヒット祈願イベントが20日、都内にて開催。神木隆之介、木村昴、ファーストサマーウイカ、上田慎一郎監督、ふくだみゆき監督が出席した。
主人公・ワニを演じた神木は、SNSで話題となった原作について「途中から入った組なんですよ。テレビとかで特集がされていたときに、『なんだろう』と気になって追いかけてました」とコメント。一方、ワニの親友・モグラ役の木村は「4コマを映画にするってちょっと想像つかないですよね。『100日後』なんて、もうむちゃむちゃ期待値が上がるじゃないですか。みんなが考える余白のある最終回になっていたので、たまらないですよね。きくち先生よく考えたな、という感じ」と原作の出来栄えを称賛した。
神木は「4コマでは、キャラクターが動いている姿を今まで見ていなかった。声を録っているときにその姿を見て、改めて全部完成してまた見て、キャラクター、かわいいですね。動いている姿が愛おしかった」としみじみ。「かわいいんですけど、そのなかに込められているメッセージが、すごく僕の中では刺さった作品で、終わったあとにあまりうまくしゃべれなかったんですよね。感想がすぐに出てこなかったんですよ、正直。観た方の各ひとりひとりが、違うメッセージを受け取ったんだろうなって」と試写後に感じた思いを振り返った。
神木らキャスト陣とともに試写をしたという木村は「語弊を恐れずに言うと、できればひとりで観たかった。観終わって、劇場が明るくなってすぐに感想コメントを撮ったんです。めちゃめちゃ強がりました」と吐露。続けて「本当は、ひとりで行ってたらトイレとかで爆泣きしたかったんですけど(笑)。僕は感動しました。ひとりでスンとなって考える時間が欲しかった。それくらいパワーがありますし、観終わったあとに頭も心も使って消化したいなっていう、素晴らしい映画だった」と絶賛した。