映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の初日舞台あいさつが4日、都内で行われ、主演の佐藤健をはじめ、有村架純、村上虹郎、北村一輝、江口洋介、メガホンをとった大友啓史監督が出席した。
10年間続いた実写版「るろうに剣心」シリーズの最終章であり、集大成である「The Beginning」が、ついに封切り。この日のイベントは有観客で行われ、ファンからの拍手に包まれて登場したキャスト陣。佐藤は同舞台あいさつの前に行われた『るろうに剣心 最終章 The Final』のイベントと打って変わり、着物に衣装替え。有村も淡いカラーの和服姿で魅了。佐藤も思わず「似合いますね」と声をかけ、有村は「ありがたいです」とほほ笑んだ。
「The Beginning」では緋村剣心のほほの十文字傷の謎に迫る切ない“ラブストーリー”が描かれる。佐藤は「剣心は人間じゃなかった。巴と出会って幸せを知る。そこで初めて人間になっていく過程を、悲しく美しく映ればいいと思って演じました」と回想した。
有村は、剣心と惹かれ合う雪代巴をどう作っていったのか聞かれると「衣装1つにしてもPプロの方が練ってくれた巴のビジュアルがあって、準備段階を過ごしていく中で監督のお話や原作、アニメなどの情報を咀嚼していきました」とし、続けて「健さんが演じた剣心が側にいたことが紡いでいく中では充分に積み重なっていった」と佐藤に感謝した。