声の仕事を経験して「より音の表現方法に敏感になった」
どう気持ちを持っていければ楽しく思えるか……そんなことを実行することで、自然と前を向けるようになった。特に撮影現場は長丁場のことが多い。「辛い状況や立場は変わらないなら、そのなかで自分なりに楽しいことを見つけていこうって思えるようになってきたんです」。
初の声優業も「楽しいこと2割、難しいこと8割。これが黄金比率のような気がします」と前向きに乗り切った。もともと「独特の声だね」と言われることが多かったという倉科。「いつかはこの声でお仕事をしてみたいなと思っていたのですが、まさかアニメ映画のお話が来るとは……。やっぱり最初は戸惑いましたが、自分でリミットを決めてしまったらもったいないので」と殻を破って臨んだ。
「難しさ8割」と語った倉科。台本の読み方やキャラクターの捉え方など、普段の芝居とはやり方が違う。特に「目を開く」というト書きには「これをどうやって音で表現するのか……」と驚きを隠せなかったという。それでも「これまでも音に対しては敏感な方だったと思いますが、声の仕事をさせていただいて、より音の表現方法には敏感になった気がします」と得るものも多かった。
しっかりと真ん中を張れるような女優さんに
やりたいと思っていた声の仕事、しかも大好きだと公言していた作品での参加。倉科は「私はいつもマネージャーさんと目標や『こうなりたい』ということを明確にしていこうと話しているんです。その方が繋がるような気がして……」と語る。
現在の目標を聞くと「私は舞台がすごく好きで、コンスタントにやっているのですが、しっかりと真ん中を張れるような女優さんになりたいです」と強い視線を向ける。「昨年『お勢、断行』という舞台で主演をやらせていただく予定だったのですが、残念ながら中止になってしまいました。とってもおこがましいのですが、臆することなく、しっかり主演を務められるような女優になりたいという気持ちを持っていきたいです」。
大きな目標を持って女優業にまい進する倉科。本作で挑む“最高神”の声の芝居も必見だ。
取材・文:磯部正和
撮影:稲澤朝博
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— ドワンゴジェイピーnews (@dwangojpnews) June 29, 2021
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