SKE48 須田亜香里、映画初主演は“飛び級” 「アイドルは色々な可能性を拡げてくれる」

映画・舞台 公開日:2021/02/05 28
この記事を
クリップ

──実際に麻雀好きの方が多くキャスティングされていますが、現場の雰囲気はいかがでしたか。

カメラが回っていない休憩時間にもみんなでずっと麻雀を打っていました。麻雀牌と触れ合いながらみんなとのコミュニケーションを楽しんでいましたね。撮影はMリーグがちょうど開幕されている時期だったので、Mリーグのやっている月・火・木・金曜日の7時くらいになるとみんなで携帯を見て一喜一憂して、楽しかったです。馬杉寧香役の百合沙さんは撮影が無い日にも現場に来てくださっていて、「今度麻雀しようね」と約束しました。年下なんですがお姉さんみたいな存在で、気持ちの面で引っ張ってもらいました。


──須田さんはアイドルとしてこれまでキャリアを積み重ねてこられましたが、芸能界に入るときには女優業も意識していたんでしょうか。

もともと、本当は女優さんになりたかったんです。最初に芸能界のオーディションを初めて受けたのは、高校一年生のときに受けたミスセブンティーン。書類審査・面接を通ってカメラテストまでいったんですが、カメラに撮られるのがすごい苦手だったんですよ。ポーズ撮るのも「楽しくないのになんで笑わなきゃいけないんだろう」って思っていたくらいで(笑)。


それでモデルさんは向いてないと思ったんですが、芸能界にはずっと興味があって。女優さんってひとりでいくつもの人生を演じるから「なんて美味しい人生なんだろう」と思って、SKE48に入る前にいくつか事務所のオーディションに書類を送っていたんです。でも全部落ちて、諦めていたところでたまたま興味本位で受けたSKE48のオーディションに受かったんです。


その後、雑誌でたまにモデルさんみたいなことをやらせていただく日が来たり、お芝居にもご縁があったりしたので、アイドルになったことで過去の自分が叶えられなかったことに挑戦させてもらえて、ファンの方の力ってこういうことなんだなとすっごく思いました。


──巡り巡って、映画の主役を張る女優さんになれたわけですね。

うれしいです!「書類送ってもどこも受からなかった私なのに、本当にいいの?」という感じです。アイドルは色々な可能性を拡げてくれるなって思いますね。全部中途半端という見え方をすることもあるけど、アイドルは毎日が本番なので勝負強くなって、力まずにとにかくやってみるというパワーが身につきました。来るもの拒まずでなんでもやってみよう、というのも、アイドルだったからこそ思えるようになった考え方なので、本当に人生が拡がったなと思います。


──卒業後、女優に転身されるアイドルの方も多いですが、須田さんはどうですか?

どうなんでしょう。ご縁に身を任せていたらいただけたまさかの主演だったので、まだ「芝居がやりたいです」ってはっきり言えるような覚悟がないですね。私は今回「お芝居をしている人ってやっぱりすごいな」と思ったので、現状はリスペクトが勝っています。またご縁があればもちろん全力でやらせていただきますが、女優一本でやるような覚悟が自分にはないのが悔しくもありますね。


──今後、出演してみたい映画作品や、演じてみたい役はありますか?

今までは見たままのイメージというか、あざとかったり、ぶりっこを売りにしたりしたような役柄にご縁があったので、今度は意外な役もやってみたいですね。アイドルとしても、自分とはかけ離れている歌を歌っているときが楽しいんです。笑顔を求められることが多い分、笑顔じゃない自分を見せられることが、新しい場所ができたみたいでうれしいんですよね。だからもし演じられるなら、新鮮だと思われる役、影がある役、怪しい女の役なんかをやってみたいですが、それは贅沢な高望みだと思うんです。だから死体役とかがいい。


──え、死体?

はい、死体(笑)。そこからスタートさせてほしいです。事務所に所属するとき、なにやりたいかって聞かれてお芝居やってみたいって言ったんです。そのとき「まだ自信がないので死体役からやりたいです」って言っていたんですが、まだ死体役のオファーは来ないですね(笑)。


──なるほど、そういう経緯が...。

アイドルになったからいきなり主演ができたというのもありがたい話ではあるんですけど、飛び級的な感じで今回立たせてもらってるなと思っているんです。アイドルだったからやらせてもらえたというのが自分の中である。芝居ができるわけでもないし、ご縁が重なってここまで来れたので、女優としては死体役とか通りすがりの役とか、セリフのない役から挑戦したいですね。死体ですら贅沢ですよ。だって存在感ありません?私にとっては高望み。


──謙虚なんですね。

謙虚なんじゃなくて、自信がないんです。決して自分ができるからここにいるわけではないというのはいつも思っていますね。ご縁、ファンの方、周りの方の力で成り立っているので。なにを応募しても受からなかった頃の自分を知っているからこそ、周りに感謝しなくちゃいけないと思います。


──たくさんのお話、ありがとうございました。最後に改めて、劇場版『打姫オバカミーコ』のアピールをお願いします。

麻雀に触れたことのない方も多いと思いますが、麻雀がわからなくても楽しく観られる映画です。ミーコと一緒に学びながら物語を進んでいくことができるので、幅広い世代の方に楽しんでもらえたらいいなと思います。くすっと笑っちゃうようなシーンもたくさんあります。「ミーコちゃん、なんてオバカなんだ」と笑顔になっちゃうようなシーンもたくさんあるので、ミーコから笑顔のおすそわけを受け取ってもらえたらうれしいです!

2/2ページ

※本記事は掲載時点の情報です。

この記事の画像一覧 (全 33件)