SKE48 須田亜香里、映画初主演は“飛び級” 「アイドルは色々な可能性を拡げてくれる」

映画・舞台 公開日:2021/02/05 25
この記事を
クリップ

SKE48の須田亜香里が、2月5日公開の劇場版『打姫オバカミーコ』にて映画初主演を果たす。


同名の麻雀ラブストーリー漫画を実写化した本作で須田が演じるのは、天然キャラに加えて腕前に問題アリの女流雀士・丘葉未唯子(おかばみいこ)、通称ミーコ。その明るく元気な性格は、バラエティ番組などで見せる須田の愛らしいキャラクターと一見重なるようにも思える。ところが彼女は、「ミーコそのままじゃん」という周囲の声にプレッシャーも感じていたのだという。


「いつか映画に出てみたい」という夢を叶えながらも、自身の主演は“飛び級”であると控えめな須田に、今作への思いと今後の展望を聞いた。



──今作で映画初主演となりますが、オファーを受けた際の率直な感想を教えて下さい。

「いつか映画に出てみたい」という夢は自分の中でもありました。でも主演をやってみたいとまでは考えたことがなくって、一言二言セリフがあればうれしいな、どんな役でもいいからスクリーンに映ってみたいな、という小さな夢だったんです。まさかこんな大きな形で叶うとは思っていなかったので、最初はびっくりしましたね。「私でいいんですか?」という感じで戸惑いの方が大きかったです。


──監督にも「私可愛くないんですけど、私が主演で作品は成り立ちますか?」と尋ねたそうですね。

謝罪するくらいの勢いで言いましたね(笑)。会ってみて想像していた子と違ったら断ってくれというくらいの気持ちで念を押しました。そしたら監督は「大丈夫です可愛く撮るんで」って。「いや可愛いですよ」とかのお世辞よりもスッと納得できて、この監督に撮ってもらえるのはうれしいなと思いました。


──現場で心掛けたことはなにかありますか?

今までもお芝居の現場に立たせてもらったことはありましたが、ドラマでもセリフが1話につき6文字あるかないかみたいな感じだったんですよ。


──6文字?

そう、6行じゃなくて6文字です。「わかりました」とか(笑)。感情が乗らないようなセリフで、情報を言っていることが多かったですね。「あいつらのせいっすよ」とか「あそこから来ますよ」とか(笑)。だからいっぱいセリフあることにドキドキしていました。いっぱい台本を読んで、心配事をひとつでも少なくして現場に行くようにしました。


──今回は、6文字から大幅にセリフが増えたわけですね。覚えるのも大変そう。

大変でした。ブツブツ言っていても覚えられないんですよね。だからページの最初から最後まで全部のセリフをボイスレコーダーに入れて、ずっと再生してました。対局シーンの手順も録音するんですが、状況を覚えるのが特に難しかったです。NGもたくさん出しましたね(苦笑)。点数の発声を間違えちゃったり。

──丘葉未唯子(ミーコ)を演じるにあたって、役作りはどのようにされましたか?

周りからは「ミーコそのままじゃん」「キャラクターに近い」と言われていたんですが、逆にそれがプレッシャーでもありました。私はテレビに出ている時には明るいキャラクターに見えるかもしれないけれど、家の中でもずっと明るいわけじゃないし、みんなが思っているほど素直で元気な性格ではないんです。「そんなに私単純じゃないぞ」って思っていました(笑)。みんなは「そのままじゃん」って言うけど、自分は「そのまま」じゃない自分を知っているから、ミーコに寄せるのが難しかったです。


──そうだったんですね。私も須田さんらしい役で、ナチュラルな演技だなと感じました。

私なりに全力でミーコを演じていたんです。自分に似ているものになるのは意外と難しいのかもしれない。


──では共感できた部分はありますか?また、自分とは違うなと感じた部分は?

感情表現が豊かなところはそっくりだと思いますね。泣いたり笑ったり、私も感情表現が豊かで、振り回してしまうタイプ。でも私は、意外に責任感はある方なので、なにかをすっぽかすとか師匠に対してめちゃくちゃ怒るとかいうのは違うかな。どちらかというと冷静にお話をして、今後も長く縁が続くように事を進めるタイプです。ただ、ミーコのようにあそこまで振り切っていたらむしろ可愛いなとも思います。私は考えすぎてしまうところがあるので。


──劇中では、師匠・波溜晴役の萩原聖人さんを翻弄していましたが、実際の萩原さんの印象はいかがですか?

初日に初めてお会いしたときにはすごく緊張しました。お芝居の経験が浅いこともあって「こんなこともわからないのか」と思われるのが怖くてビクビクしていたんです。でも未熟であることを咎められることはまったくなくて、長く俳優界で活躍してきていらっしゃるからこそ、広い器で受け止めてくださいました。「自分からああしろこうしろとは言わない。聞いてくれたら一緒に考えたりアドバイスをしたりすることはできると思う」と言ってくださったのが印象的で、カメラが回っていないときも一緒にセリフを合わせてくださったり、いつでも声を掛けられる場所にいてくださったりしたので、すごくうれしかったですね。


──萩原さんと接するなかで特に勉強になったことはありますか。

これは私もずっとやっていこうと思ったのは、現場に絶対に台本を持っていかないこと。当たり前にしている方も多いというのは聞いたことがあったんですけど、実際に見て「本当だ!」って思いました。完璧に台本の内容が入っているのがすごく格好良くて、私も初日は台本を持っていたんですが「持つのやめよ」と思いましたね。見る必要がないくらい準備していくというプロフェッショナルを目の前で見ることができて、格好良いなと思いました。


──台本を持っていかないことがプレッシャーにはなりませんでしたか?

いや、そんなことないんです。完璧に内容を頭に入れてから現場に行けるので、むしろ安心して撮影に臨める。そのスタンスがとれたのはよかったです。

1/2ページ

この記事の画像一覧 (全 33件)