女優・深川麻衣の主演映画『おもいで写眞』の完成報告会見が13日、都内にて開催。深川、高良健吾、香里奈、熊澤尚人監督が出席した。
芸能プロダクション・株式会社テンカラットの25周年企画となる同作は、熊澤監督による同名小説を実写化したもの。『愛がなんだ』『空母いぶき』など話題作への出演が続く深川が、嘘にまつわる切ない記憶から不器用なほど真っすぐに生きてきた結子を、透明感あふれる強い眼差しで演じる。
同じ事務所の先輩である高良、香里奈らとの共演作で主演を務めることについて聞かれた深川は「プレッシャーがないと言ったら嘘になるんですけど、得るものが大きな作品になるんだろうなと純粋に楽しみでした」と回答。両隣に立つ高良と香里奈に「先輩でもあり、お兄ちゃんお姉ちゃんでもあり安心します」と笑みを浮かべた。
そんな深川に香里奈は「年齢的には年下だし妹的なんですけど、すごくしっかりしている部分もあるので、そこは頼りにしてます」とコメント。高良も「しっかりしてますよ。現場での姿をたぶん僕が一番近くで見ていたので」とうなずいた。
深川演じる結子は、過去にあった出来事から人をなかなか許せない性格。結子を演じるにあたって深川は「今回の映画で怒りの感情というものにたくさん向き合ったんですよ」として、「一回で監督の演出にうまく応えられない自分に対してもいらだったりとかして」と打ち明けた。
また、現場で印象に残った出来事として「古谷一行さんとシリアスなシーンを撮っていたんですけど、その休憩中に民家からガラッておばあちゃんが出てきて『冷やしトマト食べる?』って差し入れしてくださって」と撮影地・富山県の地元民との交流を回顧。「本当に甘くて美味しいトマトで、地元の方がウェルカムな状態で迎え入れてくださったのがすごくうれしかったですね」としみじみと語った。
会見の終盤には、キャスト陣それぞれが自らの“おもいで写真”を披露。幼少期の写真を用意した深川は「2歳か3歳くらいの時に、私の地元で秋祭りがあって、屋台の上に乗って、はっぴを着て、下から母が撮ってくれた一枚です」と説明した。
高良が「かわいいっすね」と言い、香里奈も「前髪もぱっつんでかわいい」と微笑みと、深川は「家族に切ってもらってたのでいつも前髪ぱっつんだったんです。恥ずかしくて汗出てきました」と照れた。
一方、小学校の入学式の写真を披露した高良は「自分、O脚なんですけど、この頃はO脚じゃなくて。O脚じゃなかった頃の思い出ですね。小学6年生くらいの時にはもうO脚だったんですよ。結構O脚だねって言われてたんですけど、この頃は違ったんですね」と紹介。深川が「出てきた時に脚に目が行きました。すごい美脚ですね」と感想を語ると、高良は「そうなんす。綺麗な脚」と応じ、香里奈も「男の子ってイケメンは小さい時もイケメンなんですね。絶対モテたでしょ。O脚じゃないし」と笑った。
映画『おもいで写眞』は、1月29日(金)全国ロードショー。
配給:イオンエンターテイメント
©「おもいで写眞」製作委員会