アニメーション映画『ジョゼと虎と魚たち』公開直前クリスマスイベントが18日、都内で開催され、本作で声優を務める中川大志と清原果耶が出席した。
2003年に田辺聖子の小説を妻夫木聡、池脇千鶴主演で実写映画化された『ジョゼと虎と魚たち』を劇場版アニメ化した本作。大学で海洋生物学を専攻する恒夫(中川)が、偶然出会った車いすの女性ジョゼ(清原)と交流していく姿をハートフルに描く。
これまで共演経験はあるものの、声のお芝居で一緒になるのは初めて。中川は「車いすからジョゼが降りて一人で進んでいくシーンで、力んだ声を出さないといけない。そのときブースでほふく前進しながら、(清原は)声の出し方を研究していたんです。その姿を見て、すごくストイックだなと感じました」と語る。
清原は「中川さんを含め、ジョゼ以外のキャラクターを演じるみなさんに混じらせていただくことが大丈夫かなと思ったのですが、収録中は中川さんに引っ張ってもらいながら、なんとか演じることができました」と感謝を述べていた。
本作の公開日はクリスマス当日。「いままでで一番思い出に残ったクリスマスエピソード」を問われた中川は「3~4歳のとき、某魔法使いの映画にはまっていたんです」と話し出すと「空飛ぶほうきが欲しくて、1か月前からお願いしていたのですが、クリスマス当日の朝、明らかにほうきのサイズじゃない箱があって……。開けたら絵の具セットだったので、号泣したことがありました」と可愛らしいエピソードを披露。
また、これまで狭かったジョゼの世界が恒夫と出会うことで大きく広がっていくストーリーにちなみ「2021年、新たに挑戦したいこと」を質問された中川は「日記を書く」と回答。「小学校のときに先生に言われていたのですが、なかなかできなくて……。年々1年が過ぎるのが早くなっていくので、しっかりそのときの感情を書き留めておきたいなと思ったんです」と理由を説明。
一方の清原は「空手」と答えると「小学1年生からクラシックバレエを習っていたのですが、実は空手をやりたかったんです」と告白していた。