映画『サイレント・トーキョー』原作者・秦建日子×監督・波多野貴文、「あと10年は出てこない」大迫力の渋谷ハチ公前爆破シーンの見どころ明かす

映画・舞台 公開日:2020/12/11 12
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12月4日(金)より映画『サイレント・トーキョー』が公開中だ。原作は、『アンフェア』シリーズの作家・秦建日子氏が、ジョン・レノンの名曲「Happy X-mas (War Is Over)」にインスパイアされて執筆した小説『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』。それを『SP』シリーズの波多野貴文監督が99分のノンストップサスペンスとして映画化した。クリスマスの東京を突如襲った連続爆破テロ事件に揺れる、国家と翻弄される人々の姿を追う。



本作は佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊、中村倫也、広瀬アリス、井之脇海、勝地涼らオールスターキャストが顔を揃える。原作者の秦氏も「これだけの素晴らしく隙のない布陣をよくも集めたなと。まさに原作者冥利に尽きる」と破顔。とはいえ秦氏への原作小説に対する思い入れは強い。かつて自身で舞台化もしたほどだ。その思いに「まさに、怖いの一言」と恐縮する波多野監督をよそに、秦氏は「娘を嫁にやる気持ちではありますが、新居にお邪魔するのも悪いのでどんな風に暮らしているのかと思いながらも、こちらからは連絡しないようにするという感覚。新婚旅行についていくわけにはいきませんからね」と完全に下駄を預けている。



秦氏は脚本家や映画監督としての顔も持っている。ゆえに「原作者が製作に関してああだこうだと言うと、現場のモチベーションは下がる。僕自身も脚本家として参加した時は、原作者に対して『預けた以上は任せてくれ』と思うし、そもそも任せられないと思うなら原作を預けるなと思う。現場のテンションを下げることだけはしたくはないし、納得の上で嫁に出していますから」と十分な理解がある。


秦氏は「完成作を見たときは、感慨深いものはやはりありました。小説は小説。映画は映画。先ほどの親子にたとえると、親離れ子離れがきちんと出来たという感じでしょうか」とのこと。そして「この映画が撮影され、完成するまでの間に新型コロナウイルスが流行。人と人との距離は引き離され、エンタメ業界も大打撃を受けました。この作品には沢山の人が関わり、渋谷のシーンは大勢の人たちがひしめき合っています。それが今このタイミングで公開になるということにも、感慨深いものがあります」とシミジミする。



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