宮沢氷魚「一生忘れません」初の映画賞受賞に感無量

映画・舞台 公開日:2020/11/30 12
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第12回TAMA映画賞授賞式が28日、府中の森芸術劇場どりーむホールにて行われ、最優秀新進男優賞を受賞した宮沢氷魚、北村匠海(ビデオメッセージ)、最優秀新進女優賞を受賞した松本穂香、森七菜が登壇した。


TAMA映画賞は、多摩市及び近郊の市民からなる実行委員が、明日への元気を与えてくれる作品・監督・俳優を映画ファンの立場から感謝を込めて表彰する祭典。


本年度最も飛躍、もしくは顕著な活躍をした新人を表彰する最優秀新進賞の男優部門を、映画『his』で受賞した宮沢。劇中では、ゲイであることをひた隠しするために、人目をはばかって生活する男性・迅を演じた。宮沢は「役者を始めて3年になりますが、賞をいただくのは初めて。一生忘れないと思います」と破顔すると「3年間で出会ったスタッフ、キャストのみなさんに感謝します」と語った。


LGBTQをテーマにした作品。宮沢は、公開前はどんな意見が出るのか不安に思うこともあったというのが、映画が公開すると活発な意見がたくさん届き「とても幸せでした」と笑顔。


初主演映画にして、非常に難しい役に向き合った宮沢。「プレッシャーはありましたが、相手役の藤原季節くんに助けられた、とても楽しい撮影でした」と振り返ると「藤原くんはとても変わった子で、10日間の撮影なのに、パンツもTシャツも1枚しか持ってこない。それで第一声が『貸して』。すぐに心を開いてくれたことに感謝しています。この役は相手が季節くんじゃなければ成立しませんでした」としみじみと述べていた。


また宮沢は「いつかサイコパスを演じてみたい」とアンケートに答えたことを司会者から明かされると「人間は普段は見せられない一面を持っていると思う。せっかくこういうお仕事をしているので、いつかそういう感情を演じてみたいなと思ったんです」と語ると「僕は生まれがアメリカで、教育も英語で受けていたので、いつか海外の作品に出てみたいです」と未來に思いを馳せていた。


最優秀新進女優賞を受賞した森は、2020年『ラストレター』『青くて痛くて脆い』『地獄少女』『最初の晩餐』と公開映画が続いた。「栄えある賞をいただき光栄です」と笑顔を見せると「今年は初めて私のことを知ってもらえた方も多かったと思います。来年は『だから、(たくさん映画に)出ていたんだね』と思ってもらえるように頑張りたいです」と飛躍を誓う。


同じく最優秀新進女優賞を受賞した松本は、「『君が世界のはじまり』のふくだももこ監督と一緒に受賞できたことが嬉しくてたまりません」と語ると「いろいろあった一年でしたが、これからも映画をしっかり届けていけたらと思える年でした」と充実した2020年だったことを強調していた。

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■第12回TAMA映画賞受賞作品、受賞者は以下の通り


【最優秀作品賞】

・『海辺の映画館-キネマの玉手箱』(大林宣彦監督、及びスタッフ・キャスト一同)

・『ラストレター』(岩井俊二監督、及びスタッフ・キャスト一同)


【特別賞】

・城定秀夫監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『アルプススタンドのはしの方』)

・岩井澤健治監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『音楽』)


【最優秀男優賞】

・福山雅治(『ラストレター』『マチネの終わりに』)

・濱田岳(『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『コンフィデンスマンJPプリンセス編』ほか)


【最優秀女優賞】

・水川あさみ(『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『ミッドナイトスワン』)

・長澤まさみ(『MOTHER マザー』『コンフィデンスマンJPプリンセス編』)


【最優秀新進監督賞】

・HIKARI監督(『37セカンズ』)

・ふくだももこ監督(『君が世界のはじまり』)


【最優秀新進男優賞】

・宮沢氷魚(『his』)

・北村匠海(『サヨナラまでの30分』『思い、思われ、ふり、ふられ』『影踏み』ほか)


【最優秀新進女優賞】

・松本穂香 (『君が世界のはじまり』『わたしは光をにぎっている』『酔うと化け物になる父がつらい』『his』ほか)

・森七菜 (『ラストレター』『青くて痛くて脆い』『地獄少女』『最初の晩餐』)


*映画賞の選考期間:2019年10月~2020年9月に劇場公開された作品が対象。



※本記事は掲載時点の情報です。

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