名古屋が生んだ、遊べる本屋「ヴィレッジヴァンガード」。その個性を出し過ぎな、誰かの“好き”で溢れかえった本屋を舞台に、自称「空っぽ」の杉下とその仲間たちが過ごしたハチャメチャで刺激的な青春の日々を描いたドラマ『ヴィレヴァン!』。
2019年5月14日から6月25日にメ~テレのテレビドラマで放送され、深夜にも関わらず名古屋を中心としたサブカル戦士たちの熱いハートに火をつけ、カルト的人気を誇った。そして今年、第二弾となるドラマ『ヴィレヴァン!2~七人のお侍編~』(2020年10月クール/全6回)の制作が発表され、立て続けに映画版『リトル・サブカル・ウォーズ ~ヴィレヴァン!の逆襲~』の制作も発表され話題を集めた。
出演は、岡山天音、森川葵、最上もが、本多力、柏木ひなた(私立恵比寿中学)、平田満、滝藤賢一らドラマ『ヴィレヴァン!』主要メンバーは全員続投し、映画版スペシャルゲストには萩原聖人、安達祐実が参戦。さらに監督は、第一弾、第二弾ドラマと同様『左ききのエレン』『ボイス』の後藤庸介がメガホンをにぎる。サブカル愛に満ち溢れたフルスイングムービーが、ついに10月23日より上映スタートした。
第一弾のドラマは、実話を元に作られた限りなく実話に近いフィクションなのだが、目を疑うようなエピソードが満載だった。例えば、土下座を超えた最上級の謝罪表現である「土下寝」や、「おっぱいボールの大量誤発注」「バイトの募集要項に“かめはめ波”が打てる人と書いてある」「棚卸し作業を徹夜でやってそのまま床で就寝」などは、脚色なしの実話だったりする。
そんな面白エピソード満載のヴィレヴァンだが、他にも山ほど泣く泣く不採用となったエピソードがある。そんなエピソードをせっかくなのでいくつか紹介しよう。遊べる本屋ヴィレッジヴァンガードには、本屋だが自転車なども販売している。その自転車を組み立てる仕事をした日、閉店後には試乗と称してレースを繰り広げたり、台車をスケボーの様に使って移動などもよくある話だったようだ。
ショッピングモール内にあるような店舗ではモールのルールに乗っ取らなくてはならない場合も多いのだが、覆面調査で行われる接客態度評価で過去に最下位を連発、シャツ着用必須という場所でもアロハを着用したりして大体怒られる。と、なんとも愛溢れるエピソードが満載だ。是非その辺りも注目して映画鑑賞&ヴィレヴァンでのお買い物を楽しんでいただきたい。
<Story>
自称「空っぽ」の大学生・杉下啓三は、ヴィレッジヴァンガードで儲け度外視で集められたガラクタや、常識からかけ離れた変人バイトたちに囲まれはちゃめちゃで刺激的な日々を送っていた。そんな、刺激にも慣れ始め早1年、平和だが、何かが足りていないことに気づく。この世から“サブカル”がなくなっていたのだ!サブカルを、カルチャーそのものを取り戻すべく、杉下の壮絶なバトルがいよいよ幕を開ける!
■『リトル・サブカル・ウォーズ ~ヴィレヴァン!の逆襲~』
絶賛公開中
出演:岡山天音、森川葵、最上もが、本多力、柏木ひなた(私立恵比寿中学)、水橋研二、落合福嗣、小林豊(BOY SAND MEN)、大場美奈(SKE48)/ 萩原聖人、安達祐実 / 平田満 ・ 滝藤賢一
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