新進俳優・田中偉登「作品を良くするために」大きく考えが変わった河瀨組での撮影

7歳から俳優業をはじめ、映画『るろうに剣心』や『孤狼の血』などの話題作に出演し、キャリアを積んできた俳優・田中偉登(たなかたけと)。そんな彼が今秋、出演した2作の映画『朝が来る』、『十二単衣を着た悪魔』が続けて公開になる。20歳を迎え、新たな気持ちが芽生えてきたという田中の胸のうちに迫る――。


初めての映画撮影は最高の現場

スカウトされて芸能界の道に進んだ田中。最初のうちは自分の意志ではなかったことから、演技のレッスンで喜怒哀楽の感情表現を出すことが恥ずかしく、芝居が嫌いだったという。

そんななか、初めての映画の撮影となった佐藤健主演の『るろうに剣心』(2012年公開)に明神弥彦役として出演し、プロの現場に痺れた。「初めての現場ということもあったのですが、キャストの方はもちろん、スタッフさんもすべてがプロフェッショナルで、この世界はすごいんだなと憧れました」。


一方で、最初から最高の現場を見てしまったことで「自分はこんなにストイックにできるのだろうか」という不安も抱いてしまった。しかし、そのあとに撮影した連続ドラマ『13歳のハローワーク』(2012年放送)で、撮影現場の楽しさを知った。「すごく印象に残っている撮影で、お芝居の面白さというよりは、現場にいることがとにかく楽しかったんです」と撮影を振り返る。

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