多部未華子・伊藤沙莉ら、実力派女優が悩みもがく…リアルすぎる演技がスゴイ

映画・舞台 公開日:2020/10/23 32
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 今秋は、さまざまな環境や年代で、複雑な事情や孤独を抱える女性たちを描いた新作映画が連続して公開される。作品は、いずれも演技派として知られる女優たちを主演に迎えた話題作。彼女たちの熱演によって体現された、今を懸命に生きる女性の姿を描く、今観るべき3作品をご紹介。


多部未華子が、喪失感を抱え浮遊するように生きるリアルなヒロインに

『空に住む』(10月23日公開)


『EUREKA ユリイカ』などで世界的に知られる名匠・青山真治監督7年ぶりの新作にして、若手実力派筆頭の多部と初タッグを組んだ本作。多部が演じるのは、両親の急死を受け止めきれないまま、叔父夫婦の計らいでタワーマンションの高層階に引っ越すことになった直実。一見すると仕事も人間関係もそつなくこなしているが、実は両親の葬式で涙が出ずに泣けなかったことが心に引っかかっており、日々喪失感を抱え浮遊するように生きるヒロインだ。そんな彼女が、相棒の黒猫ハル、勤め先の出版社の仲間たち、そしてタワーマンションで出会うスター俳優との出会いを通して、自ら歩むべき道を選び前進してく姿を描き出す。多部は直実役を「一言で説明できない性格の持ち主」と称し、感情が表に出ず、泣けないキャラクターに難しさを感じながらも、現場で役をつかんでいったことを明かしている。めまぐるしい毎日の中で感情をすり減らし、「泣きたくても泣けない」リアルな女性の姿をナチュラルに表現した、多部の演技は必見。



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