20世紀最高のロックバンド「ザ・ビートルズ」のリーダーであり、バンド解散後のソロ活動でも数多くの傑作を残した伝説のミュージシャン、ジョン・レノン。今年の12月8日には没40周年を迎えるジョン・レノンだが、世界中の人々から愛され続け、唯一無二のカリスマ的存在として圧倒的支持&人気を博し続けている。
本日10月9日はジョン・レノン生誕80周年。ジョン・レノンは『ヘルプ』、『抱きしめたい』、『イマジン』など数々の名曲を残しているが、その名曲のうちのひとつ『Happy X-mas (War Is Over)』にインスパイアされ誕生した2020年冬注目のクライムサスペンス・映画『サイレント・トーキョー』を紹介したい。
本作の原作は、『アンフェア』シリーズの秦建日子が、クリスマスの東京を突如襲った連続爆破テロに翻弄される国家と人々の姿を鮮明に紡いだクライムサスペンス小説『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』(河出文庫)。その原作を、リアリティーと圧倒的なスケールのエンターテインメント作として「SP」シリーズの監督・波多野貴文が映画化した。
物語の舞台は、クリスマスイブの東京。恵比寿に爆弾を仕掛けたとTV局に電話がかかってくる。半信半疑でその現場に向かったテレビ局の契約社員と買い物に来ていた主婦は、騒ぎのさなか爆弾事件の犯人に仕立て上げられてしまう。その様子を謎の男が静かに見つめていた。そして新たに犯行予告が動画サイトにアップされてしまう。
「標的は渋谷・ハチ公前。要求は首相との生対談。期限は午後6時」
それが受け入れられない場合、18時に爆弾が爆発してしまう。事件を追う刑事たちや、不可解な行動をとるIT起業家、その彼に興味を抱くふたりの女性、そして爆弾騒ぎに群がる野次馬たち…どこかで見ている犯人と、犯行を止めようと奔走する者、我関せずとお祭り気分な人たち。それぞれの想いがスクランブル交差点に煌めくイルミネーションの下で交錯する。