<松山ケンイチ/山田たけし役 コメント>
脚本読んで今も思っていますが、この作品を人にうまく説明できません。
言葉や文章で説明できる作品ではありませんでした。
荻上監督とは撮影現場では会話というよりもお互いに何を感じていたかという話が殆どで他人に対してどう見えているかではなく自分が自分をどう見ているのかを大事にして現場にいました。
あと、都市では得られない解放感や時間の流れを富山で堪能しながらカメラの前にいました。
<ムロツヨシ/島田幸三役 コメント>
今までの自分はいらない、と。今までの自分を捨てて、荻上さんが作られた世界に飛び込んでおります。
経験してきたこと、してしまったこと。身についたもの、身についてしまったもの。
全てを捨てないと、その世界で生きられないのです。
しかしながら、そう簡単に捨てられる訳もなく、捨てられているのかどうか、考え動き、考え考え動き考えてます。
荻上さんと戦いながら、荻上さんの世界で生きようとする日々。そして松山ケンイチと過ごす時間。
「川っぺりムコリッタ」どうかご期待、お待ちください。映画館でお会いしたい。
<荻上直子監督コメント>
松山さんの隣の部屋にムロさんが住んでいる。
想像しただけでオカシイけれど、その撮影は想像以上にシアワセなひとときでした。
■『川っぺりムコリッタ』
2021年公開
出演:松山ケンイチ ムロツヨシ
監督:荻上直子(「かもめ食堂」「彼らが本気で編むときは、」)
原作:荻上直子「川っぺりムコリッタ」(講談社刊)
配給:KADOKAWA
(C)2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会