伊藤沙莉「私はキラキラタイプじゃない」巡り合えた役を大切に

■私はキラキラタイプじゃないので(笑)


ビッケは、困難に直面してもアイデアで乗り切るバイタリティがある。子役時代からさまざまな経験をしてきた伊藤にとっても共通点があるのでは――と思われるが「私自身は……どちらかというと立ち向かうというよりは『そういえば、乗り切ってきたな』という感じで、ときの流れに身を任せるタイプかも」と苦笑い。


それでもいまやドラマや映画に引っ張りだこで、唯一無二の女優として、しっかりとした地位を確立している。「私はキラキラしたタイプじゃないですが、与えていただいた役になにか意味があるんじゃないかと思います。例えば……」と言って、2020年11月公開の主演映画『タイトル、拒絶』を例に挙げる。


この作品で伊藤は、デリヘル嬢たちの世話係をするカノウという女性を演じているが「カノウをキラキラした女性がやってしまうと、悲壮感にリアリティがないと思うんです。そういう役を演じさせていただけることはすごくありがたいです。物語に登場するキャラクターには役割があります。もちろん真ん中でお芝居をさせていただける役にも意味がありますし、めちゃめちゃ端っこの役にも絶対に意味があります。そういう思いでいると、巡り合えた役は大切にしたいと思えるんです」。


ときの流れに身を任せる=巡り合った役に全力投球することを繰り返していく。もしかすると最強の生き方なのかもしれない。


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