映画『窮鼠はチーズの夢を見る』(9月11日公開)の新場面写真が解禁となった。
原作は、人を好きになることの喜びや痛みをどこまでも純粋に描き、圧倒的な共感を呼ぶ心理描写から、多くの女性から支持を得た水城せとなの傑作コミック『窮鼠はチーズの夢を見る』『俎上の鯉は二度跳ねる』。主人公・大伴恭一を演じるのは、映画では『100回泣くこと』に続き、単独主演を務める大倉忠義。そして恭一への想いを募らせ葛藤する姿に誰もが共感せずにはいられない今ヶ瀬渉を、『愛がなんだ』、『カツベン!』など話題作への出演が絶えない実力派・成田凌が務める。
メガホンを取るのは、ベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞を2度も受賞するなど、日本を代表する映画監督・行定勲。その繊細な表現力と確かな演出力で、様々な愛のかたちを写し取った『ナラタージュ』、『リバーズ・エッジ』に続き、本作では、揺れ動くふたりの狂おしくも切ない恋を、時に繊細に時に大胆に描き出す。
今回新たに解禁されたのは、成田凌演じる今ヶ瀬の恋路を邪魔する最大の恋敵となる岡村たまきの「あざとかわいい」姿を切り取った場面写真。1枚目は、恭一から借りた大きめのパーカーを着て、萌え袖で佇む姿。2枚目は、恭一に心配を掛けまいと必死に涙をこらえ俯く姿が捉えられている。「あざとい」と「かわいい」の二つの言葉から作られた造語「あざとかわいい」。可愛い女子になろうとしてあざとく動いているのに、可愛いと思わせてしまうあざとかわいい女子は、現在の憧れの女性像のひとつ。片想いの相手を振り向かせようと必死なたまきの姿に多くの女性が共感するのではないだろうか。
吉田は本作の出演を振り返って、「明るくて素直で天真爛漫だけど、人を思いやる気持ちもたくさんあって、自分を犠牲にもできる子です。一方で、したたかな女っぽい部分もあるなと思いました。撮影までに何度も原作を読んで挑んだのですが、たまきは常に笑顔でいる印象があったので、そこは特に意識して演じました」と役作りについて明かした。撮影現場の思い出については、「行定監督は何度も撮影を重ねる方なんですが、お芝居をいろいろ出来るのでありがたかったです」と話し、「大倉さんは常に恭一のままでいらっしゃった印象です。お芝居に関して事前に打合せたりすることはありませんでしたが、たまに雑談をしたり、さりげなく気を遣ってくださっていたと思います」と語った。
■映画『窮鼠はチーズの夢を見る』
9月11日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
出演:大倉忠義 成田凌 吉田志織 さとうほなみ 咲妃みゆ 小原徳子
(C)水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会
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